日本共産党

2003年4月7日(月)「しんぶん赤旗」

イラクの子どもは…

中高生が写真展・シンポ

東京


 「『知ろうよ!子どもの権利展』パート2―今を生きる子どもたち」が東京都中央区立日本橋図書館の展示コーナーで開かれています。イラクの子どもたちが描いた絵や湾岸戦争の被害を伝える写真集、児童労働の実態を示す写真パネルなどが展示されています。六日、イラク戦争や子どもの権利について中学生、高校生が話し合いました。

 イラク戦争について「どういう理由で戦争になったのか分からない」と高校一年生が問いかけました。「イラクを民主化するって出かけてアメリカの旗を立てるのは、それって征服じゃん」「それを支持する日本も分からない」「湾岸戦争でもいっぱい人が死んでる。放射能の影響で無脳症で生まれてくる赤ちゃんがいる。その子は死ぬために生まれてくる。泣きながら写真集を見た」「私たちは知らない人に教えてあげることはできる」などの意見が出されました。

 展示とシンポジウムを企画した小張真理子さん(17)=高校三年生=は児童労働をなくすために活動するフリー・ザ・チルドレン・ジャパンのメンバーです。「イラクの子どもたちは戦争を望んでない。早くやめてほしい。戦争をしたらどうなるかをみんなが知ったら戦争をなくせると思います。だからたくさんの人に知らせたい」と語りました。


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