日本共産党

2003年4月2日(水)「しんぶん赤旗」

知事選 3氏が全力

共産党公認


岩手 菅原のりかつさん

簗川ダム見直しを

 岩手県知事選挙は、日本共産党の菅原のりかつ候補(45)=新、県書記長=と現職の増田寛也候補(51)の一騎打ちです。

 増田候補は「純粋無所属」といいながら、日本共産党以外の「オール与党」の支持・支援を受けての出馬です。

 菅原候補は、イラク戦争反対と、簗川(やながわ)ダムなどの無駄な大型開発を見直し、県民のくらし・福祉優先の県政をと訴えています。

 簗川ダムについて日本共産党は現地を綿密に調査して、毎回の県議会で見直しを要求。そうしたなか、増田候補は二月県議会で、利水面で見直すことを表明しました。

 しかし、増田候補は本年度予算に簗川ダム事業費を盛り込み、選挙戦でも見直しについてはのべていません。在宅酸素療法患者への医療費助成を拒否するなど県民に冷たい姿勢です。

島根 佐々木洋子さん

県民の命守りたい

 現職と新人の四人が立候補した島根県知事選挙。「暮らし・福祉・教育を守る一票、イラク戦争反対の一票を、日本共産党の、佐々木洋子に」。日本共産党の佐々木知事候補(52)=新、党県副委員長=は一日、県最西端の津和野、柿木村など四町一村で訴えました。

 佐々木候補は、大型開発中心の県政から県民の暮らし優先の県政へ転換し、「安心して老後が迎えられ、子育てができ、仕事が続けられる島根県に」と力説。さらに、「平和憲法をもつ日本の首相、自民党、公明党のイラク攻撃支持は許されるでしょうか。県民の命、安全を守る立場から『平和を守れ』の声を大きく」と訴えました。

 軍隊経験のある男性(78)は「戦争は殺し合うだけ、何も残らん。なんちゅうても平和が一番」と語りました。

大分 あべ 浩三さん

米軍演習とめたい

 平松県知事の引退に伴い、三人の新人が争う大分県知事選挙で、日本共産党の、あべ浩三候補(65)=新、党県委員長=は、米海兵隊実弾砲撃演習を実施している日出生台演習場を抱える大分県こそ「無法なイラク戦争に反対し、非核平和大分県宣言で世界に平和の発信を」と訴えています。

 また、「大型開発優先を改めて、県内に五千人を超える特別養護老人ホームの待機者をなくし、三十人学級実施で子どもたちにゆきとどいた教育を」との訴えには共感が広がっています。

 他候補も「大型開発縮減」をいわざるを得なくなっていますが、広瀬勝貞候補(60)=無所属=は、自民党や平松知事の支援を受け、大型開発優先を推進したオール与党体制を引き継ぎ、吉良州司候補(45)=無所属=は、具体的な福祉政策はなく、日出生台米軍演習については、両候補とも容認の立場です。


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