日本共産党

2003年3月24日(月)「しんぶん赤旗」

反戦は続く


 イラク攻撃への怒りの声が日本でも高まるなか、二十三日の日曜日も全国各地で、集会やピースウオークなど多彩な行動が繰り広げられました。

ダイインでNO WARと言い続けるだけ

新宿

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歩行者天国の路上で「ダイイン」してイラク攻撃に抗議する青年たち=23日、東京・新宿

 日本民主青年同盟東京都委員会と平和サークルの青年ら約五十人が二十三日、東京・新宿駅東口の歩行者天国で音楽やダイインを通して戦争の即時中止を訴えました。並べられた三つの机の前で、友達同士や親子連れが誘い合って署名し、一言カードに書き入れる姿が目立ちました。

 ダイインのプラカードには「私たちにできることは、この場から『NO WAR』をいいつづけることだけです」のメッセージ。「さとうきび畑」「島唄」の合唱やロックバンドの演奏が絶え間なく続きます。「こんなに熱く戦争に反対している人がいて、すごくうれしい」という女性など宣伝に飛び入りする人も。

 友達二人で署名した大森綾さん(20)は「イラクの人もアメリカの人も死んでしまうのに、なんで戦争するのかわからない」と勢いよく話し、「デモとかあったら私も参加したいと思っていたんです」。田村加奈子さん=学生=は、「実際に行動しているなんてすごい。見習いたい」と語りました。

 署名を呼びかけていた阿部朝野さん(15)は、宣伝初参加。「戦争反対の気持ちを少しでも伝えたくて。最初は恥ずかしくて声がちっちゃかったんだけど、みんなが宣伝しているのを見て話せるようになった」と話しました。

パレードに2000人

群馬・高崎

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子どもたちも戦争反対を訴えたピースパレード=23日、群馬県高崎市

 イラク戦争やめよと訴えるピースパレードが二十三日、群馬県高崎市であり、県労会議などの主催者目標の倍、二千人以上が集まりました。

 十八歳の三人組、根岸あずささん、桜井咲野香さん、鈴木真梨子さんは「平和のために自分たちも何かしたかった」とメールで誘い合い参加。五歳の娘を連れた日向野順子さん(33)=安中市=は「日本政府は情けない。戦争も有事法制もやめさせたい」と話します。

 一言アピールで中学一年生の木村綾花さんが「人間だけでなく多くの動物や植物、地球をこわす戦争はやめて」と発言。「私たちは無力でない。絶望もしない。歴史を変える一歩を踏み出そう」(高校教師)、「血税を戦争に使うな」(業者)など九人が話しました。

 吉村駿一実行委員長は「文明発祥の地が今戦場。平和を求める声を大きく」と訴え。日本共産党の森原公敏国際局次長、社民党の土屋富久県連代表があいさつしました。

平和の種をまきたい

東京・北区

 「私も何かしてみたい」――東京・北区で二十三日夕におこなわれたピース・ウオークには、「ビラを見た」「インターネットで見た」という人たちも参加しました。

 このピース・ウオークは、北区民青同盟、メディカル・ピース・ウェーブなどが実行委員会を作って計画したもの。ピース・ウオークにあわせて自前でステッカーもつくり、ビラにつけて配布しました。

 女の子が目から涙を流しているイラストを描いた保育士の女性(23)は「イラクの女の子が戦争に悲しみ涙を流しているのです。手持っている花は、平和の花の種をまきたいという思い」と説明します。

 赤羽公園からスタートしたピース・ウオークには、当初の予想を大きくこえる約八十人が参加。思い思いのプラカードを手にした参加者たちは、交代でマイクを握り「テレビで米軍の爆撃のシーンが映っているが、その下には僕たちと同じ命を持った人間がいる」などと米軍によるイラク攻撃ノーの思いを語りました。

 胸に生後八カ月のハマードちゃんを抱いて参加した大槻順子さん(29)はインターネットで検索して、このピース・ウオークを知りました。

 「夫はガーナから日本にきており、イスラム教徒です。私たちにとってイラク攻撃は遠い国の話ではない。子どもの未来のためにも、何か意思表示をしないと禍根を残すと思い、来ました。参加してよかった」

『100人の村…』の再話者呼びかけ

千葉・鎌ケ谷

 「私たちの町からも平和の声を」。そんな思いで集まった市民八十人。『世界がもし100人の村だったら』の再話者・池田香代子さんらが呼びかけたピース・ウオークが二十三日、千葉県鎌ケ谷市でありました。

 「わたしたちは、信じます。自分の国さえよければいいのではなく、どんな国も、政治のモラルを守るべきだ、と」。自分が出した『やさしいことばで日本国憲法』の一節を出発式で読み上げた池田さんは「ピースサインをありがとう。笑顔をありがとう。一緒に歩きましょう」と沿道の人たちに呼びかけました。

 そしてこう結びました。「一生懸命今日の集まりを準備してくれた若いかたがた、ありがとう」

 「これほど悪質な戦争はない」。そんな思いで参加したのは柏市の黒沢有紀子さん(18)。「アメリカのイラク侵攻は国連憲章に違反した先制攻撃。許せないという思いで参加しました」といいます。

 「いまやることが大切」と始まったイラク侵攻にあきらめることなく声をあげようと参加したのは高村光さん(21)。「目に見えることを行動に表したい」と歌を歌いながら行進しました。

 圧倒的に多いのが若い参加者。「一週間でこんなに来てくれた。うれしい」というのは主催者の一人、前田拓志さん(24)。一人で駅前にたち、ギターを弾きながらビラを配りました。「平和のことで一致するならばとインターネットで呼びかけました。市街戦が始まるというイラクの状況は胸が痛みます。これでいいのか。許せるのか。声は小さいけれども声をあげていく」と、地域での草の根の反戦行動を呼びかけました。

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「NO WAR」の人文字=23日午前、名古屋市・久屋市民広場

人文字3000人

名古屋

 名古屋市で二十三日、三千人が「NO WAR」と大きな人文字をつくり、戦争反対をアピールしました。

 不況打開、地域経済といのち・くらしを守る共同行動実行委員会が中区の久屋市民広場で開いた「いのちとくらしを守るビッグフェスタ」の参加者でつくったものです。

 会場は、平和への思いを寄せ書きした横断幕を持った人、手作りのプラカードをかざす人など、戦争反対への熱気に包まれました。


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