日本共産党

2003年3月23日(日)「しんぶん赤旗」

日本共産党ポスターの少女

ラナルちゃん殺すな

爆撃下に罪ない子どもが…


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ラナルちゃんの写真の説明をつけて、党中田後援会の事務所前にはられたポスター=22日、横浜市

 日本共産党のポスター「イラク戦争に反対です」のなかでほほ笑むイラクの少女、ラナルちゃん。少女の住むイラク南部の都市・バスラに米英軍が空爆を加えるなか、「ラナルちゃんを殺さないで」と、声を出してイラク攻撃反対の運動を進めている人たちがいます。

 「ラナルさんです。家計を助けるため、弟とヒマワリのタネを売っています」―。大判のポスターにこんな説明をつけ、イラク攻撃反対の署名を訴えている横浜市泉区の日本共産党中田後援会。事務所前に置いた署名に、道行く人が応じていきます。二十二日は同区のピースウオークに参加し「米英軍は攻撃をただちにやめよ」と訴えました。

 「ラナルちゃん 殺されちゃダメだよ!」。手づくりのゼッケンを胸にウオークした山田泰吉さん(67)は元中学校教師。少女を紹介した本紙記事(十三日付三面)を読んで「ラナルちゃん」の名前をアピールしようと思い立ちました。

世界にただ一人かけがえない

 「あのラナルちゃんは世界にただ一人。爆撃を受けて犠牲になるのは、一人ひとり名前を持ったかけがえのない子どもたちだと訴えたかった」。山田さんは思いを込めます。

 写真を撮った写真家の森住卓氏によると、当時十二歳のラナルちゃんはバスラの街角でヒマワリのタネを売っていました。いまバスラは米英軍による地上戦も展開されていると伝えられます。

 砲声がとどろき、きのこ雲が巻きあがる戦地の映像。「子どもが犠牲にならない戦争なんてない。どうしても自分と重ねてしまう」。同後援会の砂川美代子さん(73)は身を固くして訴えました。太平洋戦争のとき、米軍の機銃掃射に狙われ、一人逃げ惑った経験がよみがえります。飛び込んだバラックは銃弾で穴だらけに。九死に一生を得ました。

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ラナルちゃんの大型ポスターの前で、無法な攻撃やめよと訴える党中田後援会の人たち=22日、横浜市泉区

 「いま若い人が『反対』の声を上げているのを本当に力強く思っています」。元気にウオークしました。

テレビは本当の戦争の姿伝えず

 武石信さん(73)も横浜大空襲で家を失い、母親とリヤカーを引いて親せきや知人の家を転々とした経験があります。

 「テレビでは軍事施設を狙った攻撃のようにいっていますが、爆撃の下にポスターの少女のような無辜(むこ)の子どもや女性が必ずいるはず。テレビは本当の戦争の姿を伝えていません。もういてもたってもいられない。戦争をなんとしても止めたい」と語っていました。


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