日本共産党

2003年3月20日(木)「しんぶん赤旗」

英下院

反戦動議に217票

与党議員139人も賛成


 【ロンドン18日西尾正哉】英下院は十八日夜(日本時間十九日朝)、ブレア政権による対イラク軍事攻撃を承認する政府動議を賛成四一二、反対一四九で採択しました。反戦派議員が超党派で提出した「武力行使は不当」とする修正動議は否決されたものの二百十七票の支持を集めました。

 二月の下院審議で軍事行動の事実上の承認に反対する修正動議に賛成したのは百九十九人で、二十人近くが新たに戦争反対の立場に変わったことになります。今回の反戦動議に賛成した議員のうち、ブレア政権与党の労働党議員は百三十九人に上るとみられています。

 ブレア政権の対イラク軍事行動をめぐっては、クック院内総務のほか、デナム内務担当国務相、ハント保健担当政務次官の二人の閣外相が辞任をするなど労働党内でも大きな反対が表明されました。議論は同日午前から午後十時まで予定時間を超えて続きました。


写真

戦争承認に反対して国会に駆けつけた人たち=18日、ロンドン(西尾正哉撮影)

議会請願に市民が列

 【ロンドン18日西尾正哉】十八日の英下院のイラク参戦の是非を問う審議には、軍事行動に反対する市民が正午すぎから国会議事堂の周囲に集まり始めました。議員に直接会って戦争承認に反対票を投じるように要請しようとする人たちです。 「イラクを攻撃するな」と書かれたプラカードをもった若者などが次々と集って、議会入り口に列を作りました。

 英核軍縮運動(CND)に所属しているというティース・マーティンさん(65)=会計士=は、「イラクは英国には何の危険も与えていません。軍事行動にはなんの正当性もありません」と強い調子で批判。「これまで数百万の国民がデモをしましたが、ブレア首相は国民の声に耳を傾けるべきです」、「戦争が始まれば、軍隊を支持する人たちもいます。しかし今回は第二次世界大戦と違います。何の大義もありません。私はこころから反対を続けます」と語ります。

 「政府に態度を変えさせる最後のチャンスと思ってここに来たの」というジュリア・ジェファーソンさん(52)=弁護士=は初めての議会請願。「軍事行動には道徳的にも法律的にもなんの正当性もない。まだ平和的な手段が残っている。戦争の必要なんてない。ブレア首相には腹の底から怒っている」と語りました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp