日本共産党

2003年3月19日(水)「しんぶん赤旗」

英院内総務が辞任

決議なしイラク攻撃抗議

内務担当国務相もつづく


 【ロンドン18日西尾正哉】ブレア英政権与党の労働党のクック枢密院議長・下院院内総務とハント保健省担当政務次官(上院)、デナム内務担当国務相が相次いで、同国政府が米政権とともに国連決議なしの対イラク軍事攻撃に乗り出そうとすることに抗議して辞任を表明しました。

 クック氏は二年前までブレア政権で外相を務めました。クック氏は十七日、下院で演説、「国際的な権限や国内の支持もない軍事行動は支持できない」と語りました。他の議員が立ちあがって拍手が浴びせられました。

 ハント氏は十八日、英BBCラジオ番組で「幅広い国際的な支持や英国民の明確な支持のない先制攻撃を支持することはできないので辞任を決意した」と心情を吐露しました。

 英下院は十八日、ブレア政権の軍事攻撃について承認を求める動議を審議しますが、十七日付の英各紙の報道によると、前回の百二十一人を上回る百六十人以上の労働党所属の国会議員が反対投票するとみられています。

 ガーディアン紙十七日付社説は、「安保理決議一四四一は軍事力行使を承認したものではない。もしそうであれば採択されなかったであろう。軍事攻撃だけでなく体制変革、無期限占領の権限もなく、ブッシュ、ブレア両氏は国連憲章にも違反しようとしている」と批判。さらに「こんなに基盤があやふやで先をみないで開始される戦争はきわめてまれだ」と指摘しました。戦争反対のキャンペーンを張る大衆紙デーリー・ミラーは十七日付の一面で「狂気の瞬間だ」と、首脳会談でブッシュ米大統領が用いた「真実の瞬間」をもじって批判しています。


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