2003年3月16日(日)「しんぶん赤旗」
【北京１５日小寺松雄】北京で開かれている第十期全国人民代表大会（全人代、国会に相当）第一回会議は十五日、全体会議を開き、江沢民氏（７６）に代わる国家主席に胡錦濤中国共産党総書記（６０）を選出しました。胡氏に代わる副主席には曽慶紅中国共産党政治局常務委員（６３）を選出しました。
国家軍事委員会主席には江沢民氏（共産党軍事委員会主席）が再選されました。
李鵬氏の後任の全人代常務委員長には呉邦国副首相（６１）、同副委員長に李鉄映（前社会科学院院長）、顧秀蓮（全国婦女連合会副主席）の両氏ら十五人を選出しました。
選挙では約二千九百余人の代表が投票、胡錦濤氏は反対・棄権がわずか七票、曽慶紅氏の反対・棄権は三百六十七票（１２・５％）でした。
国家主席の任期は二期十年。十六日に選出される首相、十七日に選出される閣僚とともに新政権を構成します。
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日本共産党の不破哲三議長と志位和夫委員長は十五日、全国人民代表大会で中華人民共和国の国家主席に選出された胡錦濤氏（中国共産党総書記）あてに連名で祝賀メッセージを送りました。
日本共産党の不破哲三議長と志位和夫委員長は十五日、全国人民代表大会で中華人民共和国の主席に選出された胡錦濤氏（中国共産党総書記）あてに、連名で次の祝賀メッセージを送りました。
中華人民共和国主席
胡錦濤 様
あなたが中華人民共和国の主席に選出されたことにたいし、心からのお祝いを申し上げます。
国連憲章にもとづく平和の国際秩序の確立をめざす活動で、また、中国の繁栄と発展、国民の生活向上のための活動で、あなたがたが大きな成果をあげられることを希望します。貴国が、現在のイラク問題をふくむ国際的な紛争にさいして、武力によってではなく、国連を通じた政治的・平和的な解決という立場を堅持していることは、世界の平和にとって重要な意義をもつものです。
私たちは、日中両国間の友好・協力関係が、過去の歴史的教訓をしっかりとふまえ、未来への大きな展望をもって発展することを強く願っています。
日本共産党中央委員会
議長 不破哲三
幹部会委員長 志位和夫
二○〇三年三月十五日
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