日本共産党

2003年3月12日(水)「しんぶん赤旗」

関西空港二期工事

落札率99%ズラリ

衆院委で瀬古議員 談合疑惑を追及


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質問する瀬古議員=11日、衆院国土交通委員会

 海上を埋め立てて二本目の滑走路を建設中の関西空港二期工事で落札率99%という「神わざ落札」がズラリと並ぶ異常な実態が十一日分かりました。各分野の公共事業の長期計画を統合する「社会資本整備重点計画」法案を審議中の衆院国土交通委員会で、日本共産党の瀬古由起子議員が明らかにしたもの。

 それによると、一九九九年から〇二年二月までに契約された護岸や地盤改良工事など四十九件のうち、99%以上の落札率は二十九件にのぼり、四十五件が95%以上。百億円以上の工事十八件のうち十六件が99%以上でした。(表参照)

 瀬古議員は、四十九件のうち四件は同じ工事なのに落札率は65%以下でいっそう異常さが際立つとのべ、「なぜ神わざみたいなことができるのか。談合の疑惑を抱かせる」と強調。長野県の公共事業適正化委員会が落札率などをもとに浅川ダム工事の談合を認定したことを紹介し、徹底調査を求めました。

 国土交通省の洞駿航空局長は「入札率でただちに談合を疑うことは難しい。調査は考えていない」とのべました。

 瀬古氏はまた、下方修正された関空の需要予測や、利払いが利益を上回る関空会社の経営状態に照らせば二期工事は不要だと追及。

 扇千景国交相は「玄関口を整えないと」とあくまで推進する考えを表明しました。

 瀬古氏は「需要予測が狂っても経営破たんでも工事がやめられない。談合疑惑にもメスが入れられない。本当に公共事業を見直す気があるのか問われる」とのべました。


“神わざ落札”がズラリ

関西国際空港2期工事の落札実態
契約件名契約金額
(億円)
落札率
(%)
空港島護岸築造工事(99年3月契約)
(その1)262.599.4
(その2)260.499.8
(その3)295.0599.7
(その4)277.299.9
(その5)206.8599.8
(その6)290.8599.7
空港島埋立部地盤改良工事
(その1)(以下は99年3月契約)
249.999.8
(その2)242.5599.4
(その3)(以下は2000年3月契約)
117.699.7
(その4)123.999.9
(その5)129.1599.3
空港島埋立工事(01年3月契約)
(直投その1)152.2599.5
( 〃 その2)157.599.1
空港島埋立工事(02年2月契約)
(揚土その1)244.6599.0
( 〃 その2)25298.4
( 〃 その3)246.7598.7
( 〃 その4)213.1599.1
( 〃 その5)227.8599.1
  ※契約工事は100億円以上。
   瀬古由起子議員調べ

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