日本共産党

2003年3月7日(金)「しんぶん赤旗」

主張

国際婦人デー

戦争ノーのわき立つうねりを


 地球を一周した史上空前の反戦デモの波、トルコ議会がイラク戦争を準備する米軍駐留案を否決――世界の人々は連日、国連安保理の動向を注視しながら「戦争か、平和か」をめぐる緊張したたたかいを展開しています。

 今年の三月八日、「パンと権利と平和」の実現をめざす世界の女性たちの共同行動の日、三・八国際婦人デーは、世界と日本の女性たちがイラクへのアメリカの攻撃開始を許さず、平和的解決にむけた一大総行動の場となるでしょう。

女性の9割戦争反対

 「今、声をあげないことが戦争に加担することだとの思いに駆られてやってきました」。二日、被爆地・ヒロシマで、アメリカのイラク攻撃反対のメッセージ「NO WAR NO DU(劣化ウラン弾)」の六千人の「人文字」に車いすで参加した女性はこう語っています。

 「わが子もイラクの子も命は同じ」「日本政府がアメリカに協力し加担しているのは許せない」―女性たちがやむにやまれぬ思いから、草の根の行動に立ち上がっています。

 女性団体、市民団体も声をあげ、主婦連合会は「日本がイラク攻撃に加担することに反対」のアピールを小泉首相らに送付し、広範な四十七の女性団体で構成している国際婦人年連絡会は、アメリカのイラク攻撃に日本政府が協力しないこと、有事法制の廃案を求め、国会議員へのはたらきかけをおこなっています。

 一人ひとりが声をあげ、まわりの人にアピールしようと三木睦子さん、小山内美江子さん、井上美代さん、守谷武子さんらがよびかけた「ピースアクション」は、各地で創意的なとりくみを広げています。

 子どもたちの手形の垂れ幕をもって、生まれて初めての「デモ」に参加した若い母親、「NO WAR」と書いたブローチをつけて六人でスーパー前で宣伝・署名行動をした新婦人の班もあります。こうしていま、88%の日本の女性がイラクへの軍事行動に反対しています。

 一九一〇年によびかけられて以来、女性の権利と平和の課題を掲げてきた国際婦人デーは、七七年からは「女性の権利と国際平和のための国連デー」と位置づけられました。

 日本では八日、国際婦人デー中央大会(東京・九段会館)をはじめ、各地でイラク攻撃反対の集会、デモ行進、ピースウオークなど多彩な行動が準備されています。

 世界の女性たちも、アメリカでは、八日にワシントンで女性デモがおこなわれ、十五日にも全米反戦行動が準備されています。

 イギリスでは、国際婦人デーでの反戦行動や平和コンサートなどが計画され、全国でブレア政権の前にたちはだかろうとしています。

 自民・公明政権が国連で米英の戦争推進に協力し、反戦行動を敵視するなかで、憲法第九条をもつ日本の女性たちの運動は特別に大きな役割を果たすものです。

戦争推進の手縛ろう

 今年の国際婦人デーを、戦争推進者の手をしばる歴史的なたたかいの新たなうねりをつくりだす日としましょう。

 女性の権利の問題でも、賃金が男性の半分という差別をなくし、母性が保護され、健康で安心して働ける条件をつくる課題は切実です。

 小泉内閣による医療費の健保本人三割負担、消費税増税のたくらみ、労働法制の改悪などに反対し、雇用とくらし・いのちを守る女性たちのたたかいの前進の契機としたいものです。


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