日本共産党

2003年3月1日(土)「しんぶん赤旗」

平和解決か戦争の道か

米英決議案と仏ロ独の覚書

安保理で激論


 【ワシントン27日浜谷浩司】国連安保理は二十七日、イラク問題の非公開協議を開き、武力行使に道を開く米、英、スペイン提出の決議案と、平和的解決をめざして査察継続を求めたフランス、ロシア、ドイツ共同の覚書の取り扱いを協議しました。

 協議終了後、安保理議長を務めるプロイガー独大使は「非常に激しい会議だった」と述べました。また平和解決の可能性は残されていると強調しました。

 仏のドラサブリエール大使は、米英スペインの決議案を「戦争の決議案だ」と批判。イラクの軍縮課題を明確にして査察を強化する平和的解決の選択肢が残されていると強調。「多数の理事国が戦争に踏み切るべき時ではないと考えている」とのべました。

 米英案に反対を表明しているシリアのウェベ大使は、アラブ諸国は戦争に反対だと強調。イラク攻撃を許せば、世界のどの国も、攻撃を受ける恐れが出てくると警告しました。

 一方、態度を明確にしていないメキシコのアキラル大使は「平和的解決を望んでいる」と言明。チリのバルデス大使は、常任理事国が二派に分かれて対立しているなかで、決定が非常任理事国の「肩にのしかかっている」とのべ、第三案を模索する姿勢をのぞかせました。


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