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2020年1月1日(水)

きょうの潮流

 人生のいろんな階段で、だれもが同じ機会を等しくあたえられる。そんな社会をともにめざしたい▼関西の大学に通う学生は、中学生のときに行った韓国の「ナヌムの家」で心の奥底を揺さぶられました。同年代の少女が日本軍の「慰安婦」として連れ去られ、ひどい目にあった。その事実と今も解決されていないことに衝撃をうけ、加害の歴史やジェンダー平等を学んできました▼この冬は根雪が少ない―。札幌の高校生は地球温暖化に危機感を抱いています。異常気象が日常のように報じられ、それは身の回りにも。模擬選挙で仲間と一緒に気候変動をテーマにした政策も考えました。自分たちの未来を奪われたくないと▼首都圏の大学で社会保障の勉強にいそしむ学生は、この国のあり方に疑問と怒りを感じています。必要なところに使われない税金、国民一人ひとりが大切にされない政治、生きづらさや痛みを押しつける社会。そのなかで立ちあがり、運動をひろげています。勇気と展望をもって▼それぞれが、社会を変えたいという思いとともに日本共産党に入ったばかりの若者です。時代の潮流や資本主義に横たわる問題を通して志を結んだ新しい力。そこには変革の意思が確かに▼地方でコンビニとガソリンスタンドをかけもちして働く20歳の青年は、貧困と格差を目の当たりにする日々です。ほんとうに助けを求めている人たちから政治は目を背けてはいけない。人間らしく、生きたい。「共産党はぼくの希望です」


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