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2019年11月15日(金)

きょうの潮流

 その動画、わずか30秒。エピソードはどんどんつながって「1年単位の変形労働制」のまやかしが身にしみこみ、怒りへ転化する…▼教員が立ち上げた「これからの教育を考える『きっかけ』をつくる会」。国会審議が急展開する中、動画「先生の働き方をみんなで語ろう!」を作りネットにアップ。シェアを呼びかけます。作者は全北海道教職員組合の副委員長、内藤修司さん。小学校教員です▼心がけたのは「できるだけシンプルに」「できるだけ目に留まるよう次々つくる」の二つ。「『給特法改正』で給料は増える!?」から「夏休みって、本当に『閑散期』?」までエピソードは五つ。少し長いまとめの動画を挟みながら、時にはキャスターさながら時事的な動向を伝える手法も▼同じ組合の書記長、斎藤鉄也さんは連日のニュース発行で。子ども一人一人を思い浮かべながら書いていた学級通信のように、組合員一人一人を思い浮かべながら。すでに17号を数え、内藤さんとフォローし合います▼各地の組合や青年部が動画を拡散中。岐阜県教職員組合書記長の長澤誠さんは「変形制」がわかる連続講座とともに、組合ホームページに動画をアップしました。「仲間が頑張って作った動画ですから」と長澤さん。「そのコメントが、なまら(非常に)うれしい!!」と内藤さん▼うまくいくはずのない制度設計だという点は、あの民間英語試験と同じ。超多忙な日常を縫って、教員が思いをつなぎ、それぞれの職場で広げています。幸せな働き方を願って。


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