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2018年11月9日(金)

きょうの潮流

 冬季五輪やサッカーW杯といったビッグイベントが続いたせいか、今年の流行語はスポーツ関連が多い。他方で政治絡みのものもいくつか選ばれました▼首相案件、ご飯論法、高プロ(高度プロフェッショナル制度)。あのモリカケ疑惑や、働かせ放題で残業代ゼロの労働改悪から。ここに明るさや癒やし、前向きなことばはありません。この政権を映し出すかのように▼暗い話題に拍車をかけているのが新閣僚の相次ぐ不祥事です。政治資金報告書の訂正を重ね口利きや公選法違反の疑惑まで問われる片山・地方創生相、談合企業から献金をうけていた宮腰・沖縄北方相や平井・科学技術相▼就任早々に“教育勅語は使える”と発言して批判を浴びた柴山・文科相や、東京五輪・パラリンピックの基本的なことさえしどろもどろの桜田・五輪相のような人物も。これでよく「適材適所」などと安倍首相は言えたものです▼国会では共産党の小池議員が大臣失格だと首相の任命責任を追及しました。新閣僚だけでなく、本紙日曜版がスクープした茂木・経済再生相の国政私物化疑惑も。もっとも、お友だちの優遇といえば、本家本元は首相ですが…▼ほんらい政治は国民に生きる勇気を示し、希望を照らすもの。このまま疑惑まみれの政権に任せていたら、日本中が「ブラックアウト」になってしまいます。ここは「#MeToo」運動をひろげ、今のありようを早く変えなければ。「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られないように。「そだねー」


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