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2018年10月20日(土)

きょうの潮流

 日本の100歳以上の人口は今年、約7万人に達しました。国が100歳の人に表彰を始めた55年前は153人で、1万人を超えたのが20年前。その後も過去最多を更新し続けています。喜ばしいことです▼できれば、心も体も元気に年を重ねたい。長寿化を背景に、100歳前後の人が書いた「アラハン(アラウンドハンドレッド)本」が人気です。経験豊富な人生の先輩たちの文章が、幅広い世代の共感を呼んでいます▼今年100歳を迎えた生活評論家の吉沢久子さんもファンが多い著者の1人です。9月には本紙日曜版の連載エッセー「吉沢久子の四季折々」などを収めた『楽しく百歳、元気のコツ』を出版しました。読者から「優しさあふれる文章で、穏やかな気持ちになりました。見習いたいことばかりです」などの感想が多数寄せられています▼90歳を過ぎても1人暮らしを続け、97歳の初入院まで病気知らずだった吉沢さん。著書には老いとの向き合い方や元気の秘けつ、心豊かに暮らしを楽しむための知恵が満載です▼「こんなふうになりたい」と思えるお手本に触れると、年を取るのも楽しみになってきます。できなくなったことを嘆くのではなく、小さな喜びを大切に「今が一番幸せ」と言える人生をまっとうしたい―そんな言葉が心に残りました▼吉沢さんは「許せないと思うことは大いに怒ることが大切だ」とも語っています。だれもが長生きを喜び、幸せな人生を送れる社会の実現へ。力をあわせ、声を上げていきたい。


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