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2018年7月19日(木)

きょうの潮流

 政治家、大臣としてという以前に、人間としてどうかしている―。小池晃さんがツイッターで批判していました。大雨の夜に自民党が開いた懇親会について「良いことだと思っている」と、麻生財務相が発言したことに▼コミュニケーションを良くするのが目的と強弁する麻生氏には気まずささえもありません。出席していた安倍首相も「万全の態勢で対応にあたってきた」と開き直り、酒席の様子をツイッターに流したことだけを注意しました▼西日本に甚大な被害を広げた豪雨をよそに、政府が力を注いでいるのはカジノ法案や自民党の議席を救済するための制度づくり。しかも多くの国民や野党が被災者支援を求めるなかでの強行です▼ひとの命を軽んじる。それは、戦争法や沖縄の新基地建設、働き方改悪をはじめ、5年半に及ぶ安倍政権の特徴です。不都合な真実は隠す、ばれても虚偽やねつ造でごまかす、へ理屈をこねて居直る横柄さも▼こんなにひどい政権がなぜ倒れないのか。どうしたら、この状況を打開できるのか。もどかしさや怒り続けることへのしんどさを抱く人も多い。ウソをつくなという、あまりにも情けないことを政治に叫ばなければならないのですから▼げんなりするような思いを晴らしたのが志位委員長の講演でした。情勢に党の綱領を対置させながら、悪政に声をあげ続けることが魅力ある未来社会にまでつながる道を鮮やかに示しました。変革をめざす市民と野党の共闘こそ、人類の希望をひらくたたかいだと。


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