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2012年10月24日(水)

将棋新人王戦決勝・第2局

藤森、熱戦制しタイに

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(写真)第43期将棋新人王戦決勝三番勝負第2局を制した藤森哲也四段(右)と永瀬拓矢五段。奥中央は立会人の中村修九段=23日、東京・将棋会館

 永瀬拓矢五段(20)の先勝で迎えた第43期将棋新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第2局は23日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、午後5時56分、133手で藤森哲也四段(25)が勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込みました。第3局は31日(水)に同所でおこなわれます。

 第2局は藤森四段の先手。戦型は後手永瀬五段の向かい飛車になりました。後手穴熊に対し、先手は銀冠に囲い、▲4六歩〜▲3六歩と積極的に指します。立ち会いの中村修九段は「若干、先手が指しやすく見えます」。

 ところが△5五角(54手目)が攻防の一手で、ここから永瀬五段の巧妙な指し回しで後手有利かとみられました。

 先手の3筋への攻めに対する永瀬五段の△3一歩(80手目)が2一の飛車の横利きを止める悪手に。藤森四段がこれをとがめ、▲8四歩から再逆転する展開となりました。

 このまま藤森四段が勝ち切り、形勢二転三転の熱戦を制しました。

 カド番を脱した藤森四段は「途中自信がなかったが、▲8四歩や▲6一角を打てる展開になって勝負になったと思った。きょうは一生懸命に指すことだけを考えて指した。勝ててよかった。第3局も同じように一生懸命がんばりたい」と語りました。

 永瀬五段は「△3一歩がひどすぎた」と述べ、「最後まで残ってしまったし、悪い影響もでた。第3局はこんなひどい手を指さないようにしたい」と肩を落としました。

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