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2012年7月25日(水)

オスプレイ 三沢・横田・厚木も使用

衆院委で塩川氏 配備中止 米に求めよ

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(写真)質問する塩川鉄也議員=24日、衆院総務委

 日本共産党の塩川鉄也議員は24日の衆院総務委員会で、米軍岩国基地(山口県)への陸揚げが強行された垂直離着陸機MV22オスプレイによる低空飛行訓練が全国7ルートで計画されている問題を取り上げ、「オスプレイの配備と低空飛行訓練の中止をアメリカに求めよ」と迫りました。

 塩川氏は、米軍の報告書が、岩国基地やキャンプ富士(静岡県)に加え、「他の米軍施設に飛行することもあり得る」としていることを挙げ、「三沢、横田、厚木基地が含まれるのか」と追及。防衛省の神風英男政務官は「そういう理解でいい」と認めました。

 また、防衛省は、山口、広島など30都府県と青森・三沢市、東京・福生市など18市町に情報提供したことを明らかにしました。

 塩川氏が米軍の低空飛行訓練ルートの存在をただしたのに対し、神風氏は「6本の訓練ルートの正確な位置を認識したのは今回が初めてだ」と明言。中国地方に存在が指摘されるブラウンルートについては「米軍の運用にかかわる事項により承知していない」と述べました。

 訓練ルートの詳細も「米軍の運用にかかわるもので答弁できない」(神風氏)との態度に終始しました。

 塩川氏は、山形県の吉村美栄子知事が「県の防災ヘリ飛行に整合性が取れるのか」との懸念を表明していることを紹介。「米側の訓練ルートについて何も分からなければ、心配の声があがるのは当然だ」と追及しました。

 外務省の中野譲政務官が「今後しっかりと説明責任を米側に求めたい」と答えたのに対し、塩川氏は「必要なことさえ確認せずどうやって説明責任を果たせるのか」と批判。「オスプレイ配備について米側にノーと言うべきだ」と求めました。


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