「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年1月26日(木)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「かんなくずのようにぺらぺら燃える」という言葉を発明した人に、つくづく感心します。薄いかんなくずがぺらぺら燃えて燃えつきるように、ぺらぺらしゃべる軽々しい人をさします▼口先だけのたくみな弁舌を、「舌先三寸」または「舌三寸」といいます。くるっと巻き上がる長いかんなくずが、おしゃべりな舌のようにもみえて、おかしい▼いま話題の映像を、インターネットでみました。09年の総選挙。大阪の街角で、「政権交代」とそめぬいた旗が風になびく。民主党の野田佳彦・幹事長代理が、若い候補の応援演説に立っています▼野田氏「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命がけで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです」。次いで、与党に非難を浴びせます▼「書いてないことを平気でやる。これって、おかしいと思いませんか。書いてあったことは4年間なにもやらないで、書いてないことは平気でやる」。たたみかけ問いつめる野田氏、「こんどは消費税引き上げるんですか?」。もちろん、いまは首相の野田氏です▼3年前のかんなくずのようなおしゃべりが、ぜんぶ野田首相に返ってきます。消費税の増税という、3年前の民主党マニフェストに「書いてないこと」を「平気でやる」のですから。いくら増税についていいわけしても、あの映像をみて首相の言葉を信用する人はいないでしょう。「三寸の舌に五尺の身を滅ぼす」という言葉もあります。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって