2011年8月25日(木)「しんぶん赤旗」

「しんぶん赤旗」9月からの新紙面

多彩な関心・要求にこたえます


 本当がわかる 明日が見える―「しんぶん赤旗」は9月新企画を満載し、「なくてはならない・読まずにおれない」充実した紙面をお届けします。政治、経済、社会、国際など内外のニュースから、文化、くらし・家庭、スポーツ、たび・釣りの話題まで、「赤旗」は多彩な関心・要求におこたえします。各部各面の特徴や新企画を紹介します。


閉塞状況打開を探る

政治

 読んで納得、国民目線の記事で「政治の真実」に迫ります。

 大震災・原発事故という危機のなか、まともな対処もできない民主党政権、政権復帰のために党利党略に走る自民党。「二大政党」の深刻なゆきづまりのなか、大手紙の政局報道とは一線を画し、政治の閉塞(へいそく)状況打開の道をともに考えます。

 旧安保条約締結から9月8日で60年。いまだに国民を苦しめる米軍基地の存在をはじめ、タブーなく日米安保に切り込める唯一の全国紙の本領を発揮します。自公政権で痛めつけられた社会保障。さらなる改悪の動きを警告するとともに、転換と充実の道を探ります。

被災者の願い丹念に

社会

 東日本大震災から9月11日で6カ月がたちます。被災者・被災地の願い、要求を丹念に追い、被災者・住民本位の復興の動きを伝えます。

 原発事故は収束の見通しもつかず、放射能汚染の被害は広がりつづけています。シリーズ「異質の危険」で、原発がもたらす被害の実相を告発します。

 放射能から子どもたちを守る母親たちの運動や「原発ゼロ」をめざすとりくみ、原発を推進した「原子力ムラ」の癒着構造の解明も重視します。

 生活保護や介護保険の改悪の危険性、貧困と格差の広がりの実態、教育現場でいま起きていることなどに、徹底取材で迫ります。

大企業の身勝手告発

経済

 財界・大企業の身勝手さに、タブーなく切り込みます。原発にむらがる利権集団。ひきつづきその実態に迫ります。9月からは「原発マネー」を連載で追います。

 大震災・原発事故で打撃を受ける日本経済。にもかかわらず異常円高。何が起きているのでしょうか。円高を口実にリストラ・人減らし、下請けいじめに走る大企業の動きも告発します。

 消えない民主党と自民党の大連立構想。その主要テーマは、財界が熱望する消費税増税と環太平洋連携協定(TPP)参加です。大手メディアも実行をあおっています。庶民の目線で、問題点を浮き彫りにします。

世界の構造変化紹介

国際

 世界は主要資本主義国が中心となった時代から、国の大小や軍事力、経済力による序列のない時代に向かって歩み続けています。

 国際面ではこの世界の構造変化に注目し、中東の民主化のうねりや中南米諸国の自主外交路線、東南アジアの共同体をめざす努力などを積極的に取り上げてきました。

 核兵器廃絶を求める世界の草の根の運動や、原発ゼロと再生可能エネルギーの普及をめざす各国の動向も詳しく紹介しています。

 今年は、米国の9・11同時多発テロ10周年。この10年で世界はどう変わったか―近く始まる連載にもご期待ください。

たたかう労働者描く

国民運動

 住民本位の震災復興を実現するために、働くものの人生と権利を守るために、雇用問題を重視していきます。

 「派遣切り」「非正規切り」にたいして、解雇撤回や正社員化を求める非正規雇用労働者の裁判がこの秋、大きなヤマ場を迎えます。苦しい生活のなか、「人間らしく働きたい」「こんな無権利を後の世代に残したくない」と勇気をもって立ち上がった労働者たちのたたかいと思いをリポートします。

 好評シリーズ「明日をめざして 立ち上がる労働者たち」をより充実させて、働くルールの確立をめざします。

草の根の運動を重視

地方

 原発依存をやめて自然エネルギー中心に―。日本の世論は大きく変わりました。しかし政府や電力会社の原発再稼働の動きは強まっています。原発立地地方はじめ全国の「原発ノー」「廃炉に」「住民の安全を」という運動、自然エネルギー導入の草の根のとりくみをリポートします。

 地方自治など憲法の理念に挑戦する、一部首長による乱暴な活動が各地で起きています。民主主義と権利を守る住民の運動を重視します。また、国保料(税)引き下げ、子ども医療費無料化、住宅リフォーム助成などのすすんだ活動なども「地方発」で報じます。

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(写真)読者のひろば紙面

他紙にない短信欄も

読者の広場

 「読者の広場」欄の「聞いて聞いて」や「こどものひとこと」の短信欄は、他紙にはないユニークなコーナーです。

 「聞いて聞いて」は、短い文章のなかに季節感があり、生活のにおいもあり、書いた人の姿が浮かんできます。「『読んだよ』と友人から電話があった」などの反響もたくさん寄せられています。

 「こどものひとこと」は、笑ってしまうことがたびたびです。いまは「ヘリコプター」を「ヘリクマター」と言ったということがきっかけで、「うちの子はこうだった」という投稿が続いています。

苦難軽減へ 党の姿

党活動

 東日本大震災、原発事故で直面した危機を乗り越え、温かい社会的連帯を求める流れと、「国民の苦難を軽減する」立党の精神で立ち向かう党の活動が各地で響きあっています。

 地域、職場、学園の奥深いところで起きている変化と党との共鳴、共同の広がりを追うシリーズ「新しい日本を求めて」を開始します。

 「いまこそ、強大な党を」と「党勢拡大大運動」に勇躍して足を踏み出している支部、党員像を現場から発信するリポート、大災害が起きたとき、常に国民の命を守るために献身してきた党の歴史をたどる「大災害と日本共産党」にもご期待ください。

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歴史を今日的観点で

学問・文化

 9月は日本が中国侵略に本格的に乗り出した「満州事変」から80年。10月は日本にも大きな影響を与えた中国の辛亥革命から100年です。12月は太平洋戦争開始70年。さまざまな歴史の節目を迎えて、「シリーズ歴史と現代」で、歴史と現代の関わりを今日的観点から考えます。

 また「池辺晋一郎の会いたくて」シリーズでは、作家の阿川佐和子さんが登場。3・11以降の社会の変化などを織り交ぜて軽妙に語り合います。「3・11から日本を問う」では、建築学者で法政大学教授の陣内秀信さんが登場。読書欄をいっそう充実させ選書のお手伝いをします。

地デジ移行後を追う

テレビ・ラジオ

 放送のデジタル化が何をもたらしたでしょうか。地デジ移行でテレビを見られなくなった“テレビ難民”が出現。東北の三陸地方では、ケーブルテレビ局が被災して地元のテレビ局の電波が届けられない状態が続いています。肝心の番組が面白くない、という声もあがっています。10月には11のBSデジタル局が有料で放送を開始。テレビラジオ欄では、新シリーズ「デジタル時代〜放送最前線」で、その動きを追います。

 メディア研究者らが論評する「テレビ時評」「波動」。番組を批評した「試写室」、旬の俳優さんが登場する「休憩室」もあります。

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役立つ情報満載です

くらし・家庭

 新企画「つながろう―放射能汚染から子どもを守る」は、全国各地にひろがる、被ばくから命と健康を守る思いと行動を紹介します。

 受給者にも若い世代にもよくわかる「年金のイロハ」、おばあちゃんの知恵袋「マナちゃんの心をこめて春夏秋冬」、20代から50代の男女が登場する「最賃千円以上に―私の思い」など、くらしに役立つ新企画が満載です。「季節の保存食」に続いて、野菜を大切にした料理も。

 「定点リポート 被災地から」は福島、岩手、宮城のいまを伝える長期シリーズ。「元気の素」は話題の人が登場します。

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熱戦を独自の視点で

スポーツ

 サッカーの女子日本代表が来年のロンドン五輪出場をかけて、9月1日からアジア最終予選(中国・済南)にのぞみます。現地に記者を派遣し、日本代表のたたかいぶりや国際大会ならではの熱戦と交流などを独自の視点で報道します。

 9日開幕のラグビー・ワールドカップ(ニュージーランド)は、専門家の競技評などを掲載します。

 今年は日本体育協会が創立100周年を迎えるなど、スポーツ界にとって節目の年。各競技の第一人者や話題の選手が続々と登場します。

若手棋士の決戦紹介

囲碁将棋・行楽

 〈旅〉 ・最上川が真ん中を流れるそばどころ 山形・大石田――斎藤茂吉もこよなく愛した町

 ・横穴式の洞窟の中は湯の熱さと蒸気とでたちまち汗だく――源泉「走り湯」の熱海

 ・冷たい自噴水の町 岐阜・大垣市――芭蕉の句碑が24基も……緑陰の道を歩きます。

 〈囲碁将棋〉 若手棋士の登竜門・新人王戦もいよいよ大詰め。囲碁は決勝3番勝負を迎え、村川大介七段と安斎伸彰六段が対戦。将棋はベスト4(佐藤天彦六段、豊島将之六段、糸谷哲郎五段、永瀬拓矢四段)が出そろい、東西の有力・新鋭棋士が頂上をめざします。

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