2009年11月24日(火)「しんぶん赤旗」
いじめない学校に 能力生かせる仕事を 核兵器なくしたい
高校生 真剣討論
平和・人権・民主主義テーマに集会
平和・人権・民主主義を考える第45回全国高校生集会が23日までの3日間、広島市で開かれました。集会は、全国高校生部落問題研究集会として1964年に始まり、部落問題の解決が進む中で96年に「人権と民主主義を考える高校生のつどい」に、2002年に現在の集会名に改め、発展させてきました。
今回は「青年の未来と平和・人権・民主主義について学習と交流を深めよう」を基本課題に、6府県の39校から約200人が参加し、分科会や交流会で討論を深めました。
閉会集会では、「いじめのない学校にしたい」「学費のことを気にしないで通える学校にしたい」「自分の能力を生かせる仕事に就けるような社会にしたい」「核兵器をなくしていきたい」との集会アピールが採択されました。
副実行委員長の大亀信行広島国際学院高校教諭は、集会のまとめで「高校生の君たちが真剣に取り組む姿を教員として誇らしく思う」と述べ、来年の集会を山口県で開催すると報告。高校生たちはギター伴奏で平和の歌など2曲を合唱し、集会を閉じました。

