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2009年9月17日(木)「しんぶん赤旗」

囲碁新人王戦決勝3番勝負第1局

李沂修七段が先勝


写真

(写真)第1局に先勝した李沂修七段(左)と三谷哲也五段。右端は立ち会いの小島高穂九段=16日、東京・日本棋院

 李沂修(り・いしゅう)七段(21)と三谷哲也五段(24)が対決する、囲碁の第34期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝3番勝負第1局が16日午前10時、東京・市ケ谷の日本棋院で始まり、午後4時49分、218手で李七段が白番1目半勝ちしました。

 第2局は25日(金)、同所で行われます。

 立会人の小島高穂九段、奥原紀晴赤旗編集局長らが見守るなか、握って三谷五段の先番で対局開始となりました。

 最初に石がぶつかったのは右下隅。序盤の難しい場面だった黒19、白20の2手は、両者ともじっくり時間を使う出だし。小島九段もこのあたり「2人とも元気のいい碁を打っている」といいます。黒31手までで昼食休憩。右上は黒の地、右下は白の地という分かれとなりました。

 つづく左上の分かれは、控室では「白が良い」という評価でしたが、そこで上辺黒67から69の押さえ込みが強腕の三谷五段らしい手。黒77まで、上辺をエグりました。

 先手を握った白の李七段は白78〜82以下、左辺を盛り上げ、中央に大模様を築きました。この模様がどれだけの地になるかが焦点となりました。

 白134まで、左辺の白地がまとまっては、細かい勝負。最後、難しいヨセ合いをわずかに李七段が制しました。

 李七段の話 左辺の地がまとまった時点で細かくなりました。右下隅にハネ下がった(白150、152)ところで勝ちになったと思いました。

 三谷五段の話 上辺ではうまくやったと思ったのですが…。最後は難しくてよく分かりませんでした。

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