
2008年8月21日(木)「しんぶん赤旗」
中国紙 日本共産党を特集
人気高まる/草の根の代弁者
中国紙「環球時報」七月二十九日付は、日本共産党の活動を取材・分析した記事を、「民衆は『草の根の代弁者』と称賛」「人気高まる」との見出しで一ページを使って掲載しました。同紙は中国共産党機関紙の人民日報が主管し、主に国際報道を扱う日刊紙です。
記事は冒頭、「日本という資本主義国で、日本共産党の人気が静かに高まりつつある」「党員が毎月平均千人というペースで増えている」と紹介しています。
同紙の日本駐在記者が七月、日本共産党本部を訪問し、植木俊雄広報部長に取材しました。東京の支部の会議も傍聴し、女性党員にもインタビュー。「最も深く感じたことは、日本共産党員の揺るぎない信念だ」と指摘しています。
記事は「これまで日本の主流メディアは日本共産党に関するニュースを少ししか報じてこなかった」が、ここ一年近く、メディアが「日本共産党のさまざまな新政策に集中して注目していることに記者は気づいた」と述べています。この部分には「人気が高まる理由は民生の重視」という見出しがついています。
記事は、今年二月に志位和夫委員長が国会の質問で、派遣労働など不安定雇用政策を追及し、大きな反響があったと紹介。また東京・杉並区宿町支部の会議のもようを詳しく報じています。
記事はまとめ部分で、中国のある日本問題専門家の日本共産党についての次のようなコメントを引いています。「日本共産党が提起した新政策は、社会的弱者の要求をタイムリーに反映している。このため民衆からは“財閥の職場支配に反対する勇気をもち、社会の草の根階層を代弁する唯一の政党”とみられている」