日本共産党

2003年1月9日(木)「しんぶん赤旗」

消費税増税派への献金

あからさまな政治買収

志位委員長 日本経団連「提言」を批判


 日本共産党の志位和夫委員長は、八日放映のCS放送・朝日ニュースターの番組「各党はいま」に出演し、政府の来年度予算案、二十日召集予定の通常国会への対応、イラク問題、いっせい地方選、総選挙の構え、北朝鮮問題などについて質問に答えました。

 志位氏はこのなかで、二〇〇四年度から消費税率を毎年1%ずつ引き上げ16%にするという、日本経団連が打ち出した消費税値上げ構想について、「とんでもない、異常きわまるものだ」ときびしく批判。

 日本経団連が同じ「提言」のなかで、消費税を上げる、法人税を下げるなどの日本経団連の方針に賛同する政治家には選別して企業献金をおこなうという提案をしていることについて、「これ以上の、あからさまな政治の買収はない」「いまの政治・経済全体の異常なゆがみを反映したもので、許すわけにはいきません」とのべました。

会期延長――不謹慎きわまるルール無視の暴論

 また志位氏は、政府・与党内から通常国会が始まる前から会期の延長論が出ていることについて問われ、「有事法制などの悪い法律を通すための手前勝手な延長話などとんでもない」と批判。「議会制民主主義のあり方をどう考えているのか。国会には会期制があり、通常国会なら百五十日となっている。会期が切れたら基本的には廃案になるというのがルールです。それを始まる前からそういうことをいっていること自体が、不謹慎きわまるルール無視の暴論です」と批判しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp