2002年12月10日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は九日、国会内で記者会見し、茨城県議選の結果について、「厳しい反共シフトの中で二議席に後退したのは残念だが、得票など全体としては善戦健闘した」とのべました。
市田氏は、候補者を擁立した六選挙区すべてで、二〇〇一年参院選の比例票を上回ったと指摘。水戸市一・八倍、つくば市一・六倍、取手市二倍、今回候補者を立てた下館市は三・四倍だったとのべました。
また、日本共産党の候補者が惜敗した取手市(定数二)で、公明党が民主党系無所属候補を公然と応援した事実をあげ、「同じことは今後も考えられる」と指摘。「今後の教訓として、定数二の選挙区で、候補者を立てない政党がどういう動きをしようとも勝てる政治的組織的な力をつけることが非常に大事だ」と強調しました。