日本共産党

2002年11月22日(金)「しんぶん赤旗」

自民議員支援の実態 克明に

党費立て替えの宅建業界政治団体

パーティー出席懇談の相手 山崎幹事長、小泉首相の名

内部資料に記載


 清水達雄・自民党参院議員(旧建設省OB)のために一億円の自民党費を肩代わりした社団法人全国宅地建物取引業連合会(全宅連)の政治団体、全国不動産政治連盟(全政連)が、清水議員はじめ十五人の自民党議員の選挙支援やパーティー出席、懇談などをおこなっていたくわしい実態が全政連の内部資料で明らかになりました。全政連は自民党宅建支部党員の獲得運動を全国に指示しており、自民党との癒着が改めて問題になっています。

 この資料は昨年の全政連会議で配布された「報告事項1」と題する内部文書で、参院選の前年にあたる「平成12年度」の「活動経過録」をしるしています。そのほとんどは自民党議員の選挙関連の会議やパーティーへの出席記録でした。

 ひんぱんに登場するのが業界代表の清水議員。同議員は九八年の参院選で落選し、当時、二〇〇一年の参院選をめざしていました(のち二〇〇〇年十月に繰り上げ当選)。同議員は九八年の参院選で、全政連に二万人の党員集めを依頼、一億円の党費を立て替えさせていたことが問題になっていますが、内部の「記録」にもテコ入れぶりが表れています。

 全政連は同年四月三日に選挙を見すえた「清水達雄選対関係者会議」を開催。続いて六月には「第21回清水達雄土地・住宅政策フォーラム」、八月には「選挙事務所の契約打ち合わせ」をおこない、さらに後援会の懇談会まで開催しています。

 十月に入ると選対会議を開催し、繰り上げ当選が決まったこの年の十二月には「就任報告会」に参加していました。

 全政連のテコ入れは清水議員だけではありません。

 パーティーへの出席や懇談相手として登場するのは、山崎拓自民党幹事長や古賀誠同党前幹事長の有力幹部をはじめ、保岡興治、佐藤剛男、根本匠、横内正明、竹本直一、額賀福志郎の各議員。さらに十二月三日の懇談相手として「小泉純一郎森派会長と懇談」と小泉首相の名前も登場。

 議員名があげられているのは、自民党の十五議員にのぼります。また宏池会、平成研究会、清和政策研究会などの派閥の「セミナー」、「研究会」にも参加しています。

 この問題では、日本共産党の大森猛議員が業界と政治連盟の一体性や十五の県の宅建業協会が自民党の職域支部に四年間で計一億七千万円もの献金をしていたことなどを追及してきました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp