日本共産党

2002年8月8日(木)「しんぶん赤旗」

長野県知事候補

田中康夫氏の公約

(要旨)


 長野県知事選挙に出馬を表明している田中康夫氏が七日発表した選挙公約の要旨は次の通りです。

 《「こわす」から「創(つく)る」へ》

 ◇二年前にお約束した皆さまとの“三つの誓い”(新しい活力をはぐくむ長野県・愛情があふれる長野県・しなやかですがすがしい長野県)をさらに進めるために、日本の改革をリードする長野県は「こわす」から「創る」ステージへ。

 ◇これまでの公共事業のあり方を見直しながら産業構造を転換し、「製造業・農業・観光」×「福祉医療・教育・環境」の3×3(スリー・バイ・スリー)による新たな産業と雇用の創出促進を、「優しさ・確かさ・美しさ」の観点に立って、実現します。

 ◇現場体験型の職業訓練を増やし、森林整備による“緑の公共事業”も拡大するとともに、中高年の方々が安心して新しい産業に移れる、雇用面のサポート体制を充実させます。

 ◇「いつでも・どこでも・だれもが」を合言葉に、年齢や性別、肩書きや経歴、国籍や障害の別を問わず、生きる意欲を有する二百二十万県民一人ひとりが自律的に判断し、行動する長野県を目指します。

 《田中康夫の産業と雇用の創出「五直し」》

 (1)水直し(「『脱ダム』宣言」に基づき、流域住民の目線に立った総合的な治水を進めていきます。以下略)(2)森直し(地域住民やNPO等の協力を得て、広葉樹と針葉樹が適度に混合する豊かな森林の再生を推進します。以下略)(3)道直し(1・5車線道路をはじめとする長野県独自の規格を検討し、新たな県道のあり方を確立します。以下略)(4)田直し(U字溝をはじめとする環境負荷の大きい農業土木工事を減らし、農地改良やほ場整備のあり方を一人ひとりの生産者の視点で改めます。以下略)(5)街直し(自然災害の対応力を高めるため、自治体消防の広域化や建造物の耐震化を積極的に支援します。以下略)

 《もっとやります長野モデル「八つの宣言」》

 (1)「だれもが参加」しましょう宣言(2)「ものづくり産業戦略」宣言(3)聖域無き「行財政改革」(4)「県庁変えます・変わります」宣言(5)「集落単位からの活力」を取り戻そう宣言(6)「信州人づくり」宣言(7)「自律と助け合い」宣言(8)「21世紀の循環型社会」宣言。

 


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