日本共産党

2002年6月27日(木)「しんぶん赤旗」

有事法案

連合会長「憲法と矛盾」

成立阻止を改めて表明


 連合は二十六日、沖縄県那覇市で中央委員会を開きました(二日間の日程)。春闘の中間まとめ案や重点政策要求案について議論します。

 笹森清会長はあいさつで、有事関連三法案について「憲法と照らし合わせてもきわめて矛盾が多い」と指摘。「ざっと識者の意見をきいただけでも、憲法九、十一、十三、十八、二十二、二十九、三十一条と、まったく矛盾している」とのべ、成立阻止の態度を改めて表明しました。

 健康保険法案では「健保法を改悪させるために四十二日間も国会を延長したなんて、バカなことを許しちゃいけない。(廃案にむけ)徹底的にがんばり通さなければならない」と強調。小泉内閣について「経済・雇用政策に対してまったく手を打とうとしない。小泉さんが守った公約は国民に痛みを与えるだけ」とし、「明確に小泉内閣との対決姿勢を強めていかなければいけない」とのべました。また、本当に政権を動かし政策を実現させていくことになれば、政治にコミットすると発言しました。

 連合は、景気・雇用問題や労働運動に集中するため、政治問題に距離をおくスタンスをとってきました。

 


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