日本共産党

2002年6月13日(木)「しんぶん赤旗」

有事法廃案

400人超す女性が宣伝

埼玉県内9カ所


そろいのスカーフ、独自ビラ、アメリカ人も激励

夫や息子を戦場へ送るな

 有事三法案など悪法成立のため与党が国会会期延長を狙うもと、さいたま市や川口市、熊谷市など埼玉県内九カ所の主要駅前で十二日、「戦争を許さず、有事法制三法案を廃案に追い込もう」と、宣伝・署名行動がおこなわれました。第四十七回埼玉母親大会実行委員会、はたらく女性の埼玉集会実行委員会がよびかけたもの。四百十人が参加し、千二百八十七人分の署名が寄せられました。

 越谷市のJR南越谷、東武新越谷両駅前では、小雨のなか四十七人の女性がピンクのスカーフ姿でビラを配布。署名への協力を訴えました。

 「有事法制のこときいたことがあります」と近づいてきた越谷市在住の女性(四十代)は「こわーい昔に戻っちゃう感じがします。夫も戦争に連れていかれるのかしら」と話し、「僕は戦争にいかないから」といっていた男子高校生も「『いかない』といっても連れていかれるんですか」と署名。「浦和駅でもビラを配っていました。ぜひ頑張ってなくしてください」(六十代の男性)など一時間で百二十一人から署名が寄せられました。

 さいたま市のJR浦和駅西口では、三十九人が参加して宣伝。参加者は「二度と息子や夫、恋人を戦場に送ることのないように、有事法制に反対しましょう」と訴え、ビラを配布。反対署名を呼びかけました。

 民主党員だという男性は、「こんな法案は許せない。民主党もしっかりしてほしい」と署名。戦争中に予科練にいたという男性は、「もう二度と戦争はいやだ。こんな法案を成立させたくない」と署名しました。一時間の宣伝で、百七十四人分の署名が集まりました。

 


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