日本共産党

2002年6月11日(火)「しんぶん赤旗」

迫る東大阪市長選(23日告示 30日投票)

長尾民主市政1期目の輝く実績


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市民から激励をうける長尾淳三市長=9日夕、近鉄瓢箪山駅前

 東大阪市長選挙(六月二十三日告示・三十日投票)が目前に迫っています。「不正・腐敗のデパート」「自民党悪政のモデル都市」といわれた前市政から、清潔・公正、「市民が主人公」の市政に転換させた長尾淳三市長の民主市政。四年間の「三つの輝く実績」を紹介します。

市民が誇れる清潔・公正な市政へ転換

中小企業対策を充実させる
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 前市政では、前市長が詐欺罪などで逮捕され、公明党の市議会議長が市職員採用の口利き発覚で辞職。元市長公室長が談合事件で有罪判決など不正・腐敗だらけ。「東大阪に住んでいることが恥ずかしい」と市民の憤りの声が充満していました。

 長尾市政は、職員採用について採用予定数を具体的に提示し試験結果を希望者に開示するようあらため、口利きや縁故採用がなくなりました。

 公共事業の入札は、入札予定価格と最低制限価格を事前に公開して不正な談合が起こらないようにしました。その結果、四年間で最高二十八億円の節約に。

中小企業のまち 商工振興に全力

 長尾市政は、西日本初の全事業所実態調査を実施。三万をこえる市内全事業所を市幹部職員が訪問してつかんだ実情と要求にもとづき、中小企業支援策を次つぎと打ち出します。

 その一つが融資制度の拡充。無担保・低利などで借りられるようにし、前の市政時代に比べ二十八倍、二百五十八件に利用者が増えました。商工予算の比率は、前市政の一・五倍に。

 市内千百社の技術や製品情報をインターネットの「技術交流プラザ」で発信。「これを活用して注文がくるようになった」と喜ばれています。

くらし大切にする市政へ前進

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 独りぐらしや食事をつくることが困難なお年寄りに格安で食事を配送するサービスは、四万食あまりだった九八年から、今年は十二万食に。食事を届けるたびに「お元気ですか」と声をかけ、温かい交流が生まれています。

 お年寄りが身近なところでいこえる「街かどデイハウス」は九九年に一カ所でしたが、現在は十三カ所に。設置数は大阪の市町村で最高レベルです。

 子育て世代の願いにこたえる仕事もたくさんしてきました。消防署から改善が必要だと指摘された小中学校の危険個所が二百ありました。前市政は年間二十カ所ほどしか直しませんでしたが、長尾市政はほぼ三年間で解決。

 前市政までは十一年連続で国保料の最高限度額が値上げされました。支払いが滞ると、市役所が「死にはったらええ」といい放つ場面がテレビ放映されたほどです。長尾市政になって国保料は、一般会計からの繰り入れを増やして抑制。滞納者には直接訪問して実態をつかみ、納付の相談にものっています。


市政、身近に感じた

 ステンレス製品などを研磨する仕事の橋本光彦さん(61) 以前、行政というと税金を取られるくらいしかかかわりを感じなかった。長尾市政の全事業所実態調査で、私のところにも市職員が来て市政を身近に感じました。私のように1人で仕事をしている業者は横のつながりをもとめている。2期目を実現して、さらにきめこまかい施策をすすめてほしい。

もっといいまちに

 主婦の窪香さん(38) 6年前、東大阪に引っ越してきたのですが、他市とくらべて子育て施策が貧弱だと聞いて不安でした。長尾市政になって乳幼児医療費が4歳未満児まで拡充され、公立幼稚園の4歳児クラスが増設されました。息子も4歳の時から幼稚園に通っています。2期目もがんばって、もっといいまちにしてください。

 


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