日本共産党

2002年6月7日(金)「しんぶん赤旗」

「非核三原則」見直し発言

福田官房長官やめさせよう

首相官邸に被爆者抗議


 「核兵器を持たないと被爆者に誓え」――首相官邸前にシュプレヒコールがおこります。日本原水爆被害者団体協議会は六日、福田康夫官房長官の非核三原則見直し発言への抗議を首相官邸前でおこないました。全国から集まった五十人の被爆者たちは自らの体験を語り、「もう被爆者をつくらないで。核兵器をなくして」と訴えました。

 北海道の被爆者、越智晴子さん(79)は、涙をぽろぽろとこぼしながら、「子ども四人ががんと甲状腺異常になりました。もう核の苦しみはいやです」と訴えました。熊本県の谷口清美さん(72)は、「がんの手術三回を含め、二十一回の入退院をしました。非核三原則を見直すとは、いつかきた道に戻ること。原爆は長崎を最後にしてください」と語りました。愛知県の殿原好枝さん(79)は、「子どもを産むとき差別され、なんども死のうと思った。孫に遺伝しないようにと、殺生をせず、神に祈っています。世界中のどの女性にもこんな思いをさせたくない」。

 千葉の青木茂さん(77)は、「十七年間、下痢をし続け、あばら骨がうきでました。生まれた子は白血球がみなさんの半分ですよ。被爆者がそういう苦しみをしているのに、核兵器を持つという官房長官はもう辞めてください」と声をふりしぼって訴えました。

 被爆者らは、「非核三原則を見直す発言を撤回せよ」との抗議文を読み上げ、手渡しました。


「非核政府の会」が街頭演説 東京・池袋

 非核の政府を求める会と東京非核政府の会は六日昼、福田康夫官房長官の「非核三原則」見直し発言に厳しく抗議する街頭演説を東京・池袋駅東口でおこないました。

 日本共産党の藤木洋子衆院議員、小森香子(詩人)、河井智康(海洋学者)、中島篤之助(元中央大学教授)、増田善信(気象学者)の五氏が宣伝カーから訴えました。

 「世界中で核兵器廃絶を期限を切って実現しようと大きな流れになっているときに、断じて許せない。福田官房長官を罷免に追い込みましょう」(藤木さん)、「核兵器をもっても憲法違反ではないといった福田長官の発言には驚いたが、実は日本政府の本音」(中島さん)、「非核三原則を守り、核兵器を廃絶するのは日本政府の悲願のはず。非核の政府を実現させましょう」(増田さん)などと訴えました。

 演説を聞いた都内の大学で薬学を専攻する岡崎信一さん(20)は、「核兵器はなくさなくてはならないというのが日本国民の基本でしょう。インドとパキスタンが核戦争を引き起こす危険性が高まって、世界中が心配しているときに、最悪のタイミング。ひどいですね」と話していました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp