日本共産党

2002年5月17日(金)「しんぶん赤旗」

希望持てる支援を

衆院委で藤木議員

三宅島災害対策で要求


 日本共産党の藤木洋子議員は、十六日の衆院災害対策特別委員会で、三宅島の噴火災害について、避難生活への支援と、今後の帰島に向けて希望の持てる実効性ある施策を求めました。

 村井仁防災担当相はこれまで、島民の生活実態調査が出たら、「実態にもとづき支援検討する」と繰り返してきましたがほとんどなにも行っていません。

 藤木氏は「言いっぱなしで責任を放棄している。実際に日々の避難生活で困窮している被災者のために役立つ施策をとることが政治の責任だ」とのべ、三宅村や東京都が被災者への現金や現物支給などを行った場合、国として支援をするのかとただしました。

 村井防災担当相は「東京都と三宅村とよく相談して対応したい」と答えました。

 藤木氏が、ビニールハウスの撤去と土地改良までは災害復旧事業として国が支援できるかを質問。農林水産省の中島克己整備部長は「農地にたい積した降灰を除去する際に、ビニールハウスを降灰と一体的に除去することが合理的と考えられる場合には、災害復旧事業において除去する」と述べました。

 藤木氏は、費用ねん出が難しい世帯などの自宅屋根の補修、降灰除去、農業・営業再建の支援も求めました。

 


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