日本共産党

2002年5月12日(日)「しんぶん赤旗」

有事立法に反対

女性120人がパレード

京都・祇園石段下〜四条通り

市民 「問答無用って怖い」


 「アメリカの戦争に動員する有事法制を廃案にしましょう」――京都の女性団体や労組女性部など九団体でつくる「有事法制許さない!京都女性ネット」(久米弘子代表)は十一日、京都市東山区の祇園石段下から四条通りを約百二十人がパレードし、週末を楽しむ市民にアピール。四条河原町で同法案に反対する請願署名への協力をよびかけ宣伝しました。

 パレードを見送っていた女性(23)は「有事のためってゆうてもアメリカの戦争でしょ。そんなんに巻き込まれる方が危ないやん」と語りました。

 署名には修学旅行の中学生や若い女性、子連れの母親らが次つぎペンをとりました。買い物途中に署名した女性(30)は、「戦争に動員されるのも怖いですが、メディアも規制され問答無用で政府のいいなりにされるのも怖いです。知らされない、考えない状況をつくる動きに危機感を感じます」と話していました。

 宣伝では、久米代表が「私たち女性はもう二度と夫や恋人、子どもたちを戦場に送りたくありません。有事法制を阻止するためにご一緒に立ち上がりましょう」とよびかけ、世界連邦全国婦人協議会会長の湯川スミさんの激励のメッセージが紹介されました。

 日本共産党の西野佐知子、東山洋子両京都市議も参加しました。

 


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