日本共産党

2002年4月4日(木)「しんぶん赤旗」

「失業者はわがままいっている」

自民・伊吹元労相がまた暴言

京都府知事選 山田陣営応援で


 自民党の伊吹文明衆院議員(元労相)が、「失業者はわがまま」などと、失業やリストラ・雇用不安に苦しむ国民の心を踏みにじる暴言をしていたことがわかりました。

 三月三十一日に京都市上京区の西陣織会館で開かれた、京都府知事選挙で「オール与党」が推す山田啓二候補の個人演説会での応援演説のなかで、「三百五十万人の失業者というが、二百五十万人分はハローワークにある。土曜日が休めないとか、きついとわがままをいい、失業保険で暮らしている」などとのべたものです。昨年の参院選時にも同趣旨の発言を行い、批判を受けていました。

 京都では、日産車体の工場閉鎖や大手製パン会社の進々堂の倒産、京都を代表する企業である島津製作所や村田機械のリストラ、小泉内閣のすすめる不良債権早期処理による二信金破たんと中小企業の倒産が相次ぎ、十年間で事業所減少率マイナス9・54%は全国一、失業率は沖縄、大阪についで6・3%ワースト3という深刻さ。知事選では、民主府政の会の森川明候補が、中小企業・地場産業と雇用を守る府政への転換を訴え、大きな争点になっています。

 山田候補は、京都経済を最悪に落ち込ませた自民党府政の責任には一言の反省もなしに、「雇用重視」などと宣伝しています。しかし、山田候補を支える伊吹氏の発言は、「雇用重視」とは口先だけであり、府民の痛みに冷淡な姿勢をあからさまに示したものです。

「ムネオから金もらいよくいうよ」

府民から怒りの声

 伊吹議員が暴言をはいた西陣織会館に近い上京区のハローワーク西陣で、調理補助の男性(62)は、「わがまま? ばかにすな。どれだけ雇用がひどいか、ここに来て、自分の目で見てみい。知事には、こんな連中じゃなく、私らのことを考えてくれる人になってもらわんと」と、怒ります。

 元荷受け作業員の男性(53)も「一年以上、ここに通っているが、三十五歳を過ぎた者に職は少ないよ。アルバイトさえあらへん。伊吹は鈴木宗男から金もらっててよくいうよ」。失業が原因で離婚した元タイル工(52)も「伊吹は現状を知らん」と話していました。

 同ハローワーク前で一、二の両日、仕事を求めに来た人たちと対話した「民主府政をつくる中京青年の会」の竹下陽子さん(28)は、「自民党の悪政の結果を失業者のせいにするような陣営には負けられない。森川明知事の実現で、雇用を守り、ふるさとを活性化したい」といいます。

 


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