日本共産党

2002年3月31日(日)「しんぶん赤旗」

食の安全と雇用守れ

吉川議員が激励 雪印食品工場で集会

埼 玉


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雪印食品の一方的な会社解散、全員解雇反対を掲げた決起集会=30日、埼玉県春日部市の雪印食品関東工場

 牛肉偽装事件で、パート・アルバイトに続き三月末で社員も解雇される雪印食品関東工場(埼玉県春日部市)で三十日、一方的な会社解散と全員解雇に反対する「食の安全を守り、雇用と地域経済を守る決起集会」が開かれました。埼玉県労働組合連合会(埼労連)、春日部・庄和地域労働組合連合会、雪印食品一般労働組合が主催したもので、地域の人々を含め二百十人が参加しました。

 夕やみ迫る工場内で始まった集会で、主催者あいさつに立った埼労連の原冨悟事務局長は、「何の罪もない労働者が、会社の理不尽な経営の犠牲を一方的に負わされるのは許されない」と強調。親会社の雪印乳業に三枝安茂・春日部市長が工場存続への最大限の努力を要請したことを紹介し、「地域経済を守る、社会的大義のあるたたかいに発展しようとしている」「たたかう仲間の団結、広範な市民との連携を広げ、必ず勝利をかち取ろう」と呼びかけました。

 参加者の前に並んだ雪印食品一般労組の組合員を代表して佐々木典昭委員長が、「会社は解散するが私たちはネバーギブアップを合言葉にたたかっていく」と表明、大きな拍手に包まれました。

 日本共産党の吉川春子参院議員も駆けつけ「職場を確保し働きがいのある人生を送れるよう全力で頑張りたい」と激励。日本共産党の高原美佐子県議団長、社民党の日森文尋衆院議員もあいさつしました。

 


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