日本共産党

2002年3月11日(月)「しんぶん赤旗」

“有事法制考えよう”

11回目のピースウオーク

東京・渋谷


 うららかな春の日差しの十日午後、ジョン・レノンの「平和を我らに」を口ずさみながら、テロも報復戦争もNOとアピールするピースウオーク(主催、チャンス! 平和を創る人々のネットワーク)が、若者たちが行き交う東京・渋谷区の原宿の大通りでおこなわれました。

 今回のピースウオークでは、有事法制を「私たちのための法律なの? アメリカの戦争に日本も巻き込まれるの? 協力しないと犯罪者?」と問いかける「ユージホーセーってなに?」というカードやビラを配布。

 「Who is Yuji(有事)」キャンペーン担当スタッフの海南(かな)友子さん(30)らが、政府が国会に提出しようとしている有事立法の危険を「いっしょに考えてみよう」「まず内容を知ることからはじめよう」などと訴えました。

 昨年九月十一日の対米テロの犠牲者への追悼、報復戦争反対のメッセージをこめて始めたピースウオークは、今回で十一回目。

 約百人の若者たちが黄色のリボンをつけ、「NO WAR(戦争反対)」などのプラカードや横断幕を手に「いっしょに歩きませんか」と呼びかけると、飛びいりで参加する女性の姿も。

 平和のポストカードをボランティアとして作成したイラストレータの男性(41)は「誘われて五、六回参加しました。生活のなかで平和を考えるようになった」といいます。

 昨年九月二十三日から今回までのべ約四千四百人が原宿の大通りのピースウオークに参加しました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権:日本共産党中央委員会 
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp