日本共産党

2002年3月9日(土)「しんぶん赤旗」

鈴木氏の参考人答弁と外務省報告書

これだけのちがい

11日の証人喚問で焦点に


 鈴木宗男衆院議員の証人喚問が十一日におこなわれます。鈴木氏の疑惑をめぐっては、四日に発表された外務省の報告書と、二月二十日の衆院予算委の参考人質疑での鈴木議員の答弁が食い違っており、証人喚問では、こうした問題が焦点の一つとなります(表参照)。

鈴木氏の参考人質疑(2月20日) 外務省報告書(3月4日)
「ムネオ・ハウス」 私は外務省のラインに沿ってやりとりをしている。そういう細かいことまで話を外務省から受けた記憶はない 北方四島住民支援事業(「国後島緊急避難所兼宿泊施設」、「国後島桟橋改修工事」)の入札参加資格の決定過程において、鈴木議員と外務省関係部長との間で、細部にわたるやりとりが行われていた(川口外相の前書き)
地元の市長だとか商工会議所の話なども混同されるとちょっと困る 鈴木氏自身の関与を認定。入札参加資格を「それはやはり根室管内だろう」と根室管内に限定するよう求めるなど決定に深く関与
私白身、この業者を使えとか、この業者にしなさいということは言ったことがない 99年6月3日、釧路市の鈴木事務所に、日揮(下請け工事の会社)、日本工営(大手コンサルタント)の杜員が訪れ、宮野秘書に地元業者の紹介を依頼
国後島桟橋改修工事 言及なし 鈴木氏は東京の大手コンサルタント会杜が下請けしていることに激こう。「こういう工事ぐらい地元企業に引き受けさせるくらいの配慮があってもいいだろう」と声を荒らげて強く要請。入札参加資格決定に深く関与
コンゴ人秘書 彼が外交宮であるとの認識は持っていない。民間人という認識で使っていた 鈴木氏自身が新任の駐日コンゴ臨時大使への外交官身分証明票の発給に反対して外務省に圧力。コンゴ人秘書が所持している旅券は外交旅券で、外務省は92年2月には承知していた

 

 


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