2002年3月7日(木)「しんぶん赤旗」
「今週は日本最古の政党党首が登場!」の呼び込みで、日本共産党の志位和夫委員長が五日深夜のTBSテレビ「アサ(秘)ジャーナル」(関東ローカル)に出演しました。(収録は一月十七日)
レギュラーの浅草キッドの玉袋筋太郎さん、水道橋博士さんの二人と江口ともみさんが、日本共産党本部で志位さんに直撃インタビュー。開口一番、水道橋さんが「ずいぶん驚きました。開けっぴろげで」。志位さんが「?」という顔をしていると「地下へ入っていって電波傍受、というイメージでしたから」。志位さんは「ハハハハ。そうですか」。
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本題に入って、最初は、東大一年のときに入党した動機について。「入学したのは、ちょうど、田中角栄首相のとき、小選挙区制導入反対の大闘争があったんです。野党はみんな反対で、その中でも共産党が民主主義を守って光って見えました」
「小泉政権に点をつけるとしたら何点?」という問いに志位さんは「マイナス点。プラスの点はつけようがないですね」。驚く三人に、「小泉政治は強きを助け弱きをくじく政治。大銀行にはどんどん税金をいれてやって、庶民には痛みを我慢しなさい、その乱暴さはいままでの自民党政治と全然変わってない。それどころか、もっとひどくしたものです」と語りかけます。
「青木建設がつぶれたとき、小泉さんは『構造改革が順調に進んでいる証拠』だから結構だと言ってたでしょう? 冷たいと思いましたね。そう思いませんか。血も涙もない」。玉袋さんが「赤いものが流れていない、と?」というと、「ええ」と志位さん。
視聴者からのはがきを手にした水道橋さんから「共産党は名前を変えたほうがいいのではないか、『赤い稲妻党』というのはどうですかというご意見が来ているのですが」と質問が。
志位さんは「共産の語源はコミュニティー・センターのコミュニティーと同じ。人間同士が共同していい社会をつくろうというのが共産主義です」「ロマンのある名前だと思いますよ」。
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そのほか「家事を分担しているんですか」「趣味は」「好きな映画は」など多彩な質問が。話は学生結婚だった新婚時代に及び、飼っていた猫が増えて「えさ代がたいへんでした」と、動物好きの一面ものぞかせました。
「総理になったらまずやりたいことは」との問いには「日本をちゃんとした独立国にしたい。首都圏にあんな大きな外国の基地があって、日本人が入れない。治外法権ですよ。これでは独立国としておかしいですよ。アメリカと事を構えるつもりはありませんけれど、日米安保条約をやめて日米友好条約を結びたいですね」。「独立してやっていけますか」という疑問には「大丈夫です。だって、ほかの国はみんな独立してちゃんとやってるじゃないですか」と、明快に答えました。
インタビューの映像には「日本共産党」「治外法権」「日米安全保障条約」等々、ポイントになる言葉の解説つき。
取材後、三人は「敷居が高いと思ってたけど」「とっても親しみやすい方でしたね」と感想を話し合って締めくくりました。
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