2002年2月8日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は七日、国会内で記者会見し、代表質問に対する小泉純一郎首相の答弁について、「無味乾燥。質問していることにまったく答えられなかった。官僚原稿の空疎な棒読み答弁だ」と感想をのべました。
この中で志位氏は、小泉首相の答弁は「構造改革」を行う根拠をまったく示せなかったと指摘。「構造改革」をすすめたらどういう社会になるかという問題でも、「民需主導の回復」と繰り返すだけで、どうしてそうなるのかという説明もないとのべ、「展望がない自殺的な経済政策に突っ込んでいる。経済危機に打つ手がないというような異常な姿がみえた」と批判しました。
また、アメリカが報復戦争を世界各国に広げる動きに関し、ブッシュ大統領が特定国を「悪の枢軸」と決めつけている問題で、「これには、ヨーロッパの各国もずいぶん批判しているが、首相はまるで“そんなことはない”という調子だ」と指摘。「アメリカには異論をいっさい言わないという追随姿勢ははなはだしい」と批判しました。
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