2002年2月7日(木)「しんぶん赤旗」
【ワシントン6日時事】ブッシュ米大統領が一月二十九日の一般教書演説で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、イラン、イラクを「悪の枢軸」と決め付けたことが波紋を広げていますが、“身内”の共和党上院議員が五日、「この政権から聞こえてくる幾分尊大な態度を少し心配している」と異例の批判を展開しました。上院外交委員会の公聴会で異論を唱えたのはネブラスカ州選出のヘーゲル議員。「いったんある道筋をたどり始めれば、もう引き返すことはできない」などと述べ、懸念を表明しました。
共和党内では「悪の枢軸」発言を支持する意見が主流ですが、ヘーゲル議員のこの日の意見に対しては「非常に勇気ある言葉を称賛したい」(チェーフィー上院議員)という声も出ました。
機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。
著作権:日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp