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2021年12月27日(月)

石垣市長選に砥板氏

共産党など保革共闘体制で擁立

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(写真)来年2月の市長選に立候補することを表明する砥板芳行氏(前列右端)=26日、沖縄県石垣市

 任期満了に伴う沖縄県石垣市長選(来年2月20日告示・27日投開票)で、中山義隆市政を変えるため、日本共産党などの野党市議や市民、保守系グループによる保革共闘体制で、保守系市議の砥板芳行(といた・よしゆき)氏(52)を擁立することを決めました。同氏は26日、市内での記者会見で、出馬を表明しました。

 同市では国が陸上自衛隊ミサイル基地建設を強行。市民の多くが、同基地建設・配備を問う住民投票実施を求めるも、基地容認の中山市長は、実施を拒否してきました。

 中山市長は4期目に挑む意向を示しています。砥板氏は今月の市議会一般質問で、市政与党の離脱を宣言していました。

 離脱について砥板氏は26日の記者会見で、多くの疑義が生じている新市庁舎問題などを示し、「(市長は)事実を隠ぺいし、ウソで塗り固め、暴露されると今度は開き直る。こんな市政をさらに許してしまえば、この島はとんでもないことになる。この市政を終わらせなければならない」と説明しました。

 砥板氏は、自民党を離党し、「日本会議」や事務局長を務める八重山防衛協会も退会して市長選に臨むことを明言しました。

 同住民投票については「市民にしっかりと意思表示させることが必要だと考えている。早期に実施できるように取り組む」と公約しました。

 記者会見に、日本共産党の井上美智子市議なども同席しました。


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