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青年が働く実態告発 30歳過ぎ不安定雇用

“夢もて”と子に言えぬ 一関


 岩手県の日本共産党一関青年支部と両磐地区青年ユニオン準備会は六月二十九日、実行委員会をつくり「ざ☆ちぇんじ んも〜かえちゃって! 私たちの現場」と題した青年雇用集会を開きました。十八人が参加し、職場のトラブルを題材にした寸劇を行い、その後グループに分かれて討論しました。

 討論では、「不安定雇用のままで三十歳を過ぎて、将来が不安。子どもに夢を持てと言えない」(非常勤講師・男性)、「派遣会社から集合場所を間違えて伝えられ、直接いける場所ではなかったので、『きょうは休ませてください』と申し出たら登録を抹消された」(派遣労働者・男性)、「高校卒業以来パートで働いている友達を誘ったけど、『自分は正社員として雇ってもらえるほどの働きができない。だから、そういう権利もない』と言われ、参加してもらえなかった」(休職中・女性)など、企業の勝手な働かせ方によって青年が苦しんでいる姿が浮き彫りになりました。

 このような現状のなかで青年が精神疾患になり、一度正規の仕事を辞めると非正規雇用から抜け出せない実態が交流されました。

 その後、○×クイズで労働者の権利などを学び、実行委員会から「周りの実態を集め、いわて青年集会と全国青年大集会に参加しましょう」と行動提起がありました。

 集会には、日本共産党両磐地区委員会の高田一郎政策委員長があいさつ、いわて青年ユニオンの平井正史書記長がアドバイスをしました。

(2008年07月01日付「しんぶん赤旗」)



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