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新潟に青年ユニオン 信越初

人間の尊厳と権利守る


 派遣社員やアルバイトなどで働く若者たちを対象にした個人加盟の労働組合、にいがた青年ユニオンが二十二日、新潟市内で結成大会を開きました。信越地方で初めての青年ユニオン結成です。

 結成大会では、首都圏青年ユニオンの河添誠書記長が、「人間らしい働き方を実現するために」と題して講演。新潟の青年の労働実態を交流し、「人間の尊厳を大切にし、自由で豊かな暮らしを確保するため、青年の経済的社会的地位向上をはかる」運動方針を決定しました。

 派遣社員として六年間大手家電メーカーで働いてきた男性(35)は、今年四月に解雇されました。新潟県労連の支援を受けて大手家電メーカーに団体交渉を申し入れています。「みんなに支えられてたたかうほかないと思い頑張っていきたい」と決意を述べました。

 初代委員長になった安達裕仁さん(26)は「十五人で結成した小さい組合ですが、一人でも多くの青年労働者に組合に入ってもらい若者の権利を守って行きたい」と決意を語りました。

 同ユニオン結成にあたっては、昨年五月の「全国青年大集会」に参加した青年が中心となり、学習交流集会や労働実態調査活動などを実施。四回の青年交流会、駅頭宣伝やシール投票などの活動も行ってきました。

(2008年06月23日付「しんぶん赤旗」)



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