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青年雇用で「集い」 愛知・西三河


 トヨタ自動車のおひざ元で、関連企業が集中する愛知県西三河の刈谷市で18日、青年雇用・労働問題についての学習・交流会が開かれました。地域内で活動する三つの日本共産党青年支部が共同で「綱領を語り、日本の前途を語り合う集い」として開いたものです。元参院議員の八田ひろ子衆院東海比例候補(衆院愛知12区重複)を講師に招き、約30人の青年が参加しました。

班討論を工夫して

 「集い」は、参加者が気楽に参加して自分の意見を出しやすいよう、4グループに分かれて交流するなど工夫しました。

 「派遣労働者も6カ月間、8割以上出勤したら、有給休暇をとることができる?」などのクイズに、班ごとに相談して回答(正解は「できる」)。気持ちがほぐれたところで自己紹介と仕事の悩みや不満を班討論で出し合いました。

 八田候補は、職場のたたかいと結んだ日本共産党の国会での追及で、トヨタが期間工を正社員にしたり、全国で2001年以後6年で1千億円を超えるサービス残業代を支払わせてきたことをパネルも示しながら紹介。「いま、大企業が目先のもうけ第一ですすめてきた労働の規制緩和の流れが、変わりはじめています。日本共産党を伸ばして、この力をさらに大きくしてください」とよびかけました。

入党にも前向きに

 日本政府が、アメリカの要求に沿ってさまざまな分野の規制緩和をすすめてきたことを知って、「なんの権利があってアメリカは日本に指図するのか?」と手を挙げて質問する派遣で働く34歳の女性がいました。

 八田候補が、アメリカの特定の大企業がもうかるように、郵政民営化など、いろんな規制緩和がすすめられてきました。根本に、日米軍事同盟があり、経済的にもアメリカに協力するよう日本は義務づけられています≠ニ回答すると、大きくうなずきました。

 この女性は、2月8日に志位和夫委員長が国会で派遣労働者の問題を取り上げて質問したことを、当日の新幹線の車中のフラッシュニュースで知り、インターネットで質問の動画を視聴。党中央に「しんぶん赤旗」日曜版の購読をメールで申し込んだ人です。

 「集い」終了後、青年支部のメンバーが入党をよびかけると、前向きに考えると答えました。

支部長が4回会議

 地域にある三つの青年支部は、「集い」成功のために4回の支部長会議を開き、企画や当日の進行、宣伝を話し合いました。2万枚以上の案内ビラを作り、「しんぶん赤旗」日曜版に折りこんだり、「集い」会場周辺に全戸配布。支部会議に参加できていない支部の仲間などをリストアップして、電話で参加をよびかけてきました。

 青年支部のメンバーからは「目標の50人には達しなかったけど、入党対象者もたくさん参加してくれてよかった」「いろんな職場の人の話を聞けて、勉強になった」「また『集い』を開きたい」という声が上がっています。

(2008年05月22日付「しんぶん赤旗」)



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