若者ネットワーク 若者に仕事を

青年雇用を考える

人間らしく働けるよう政治の流れ変えよう

党と民青同盟がつどい/名古屋 


 「若者を使い捨てにする社会に未来はない」―。名古屋市港区で7月16日、青年の雇用と労働問題を考えるつどいが開かれました。同市南部地域(港、南、瑞穂各区)の日本共産党と日本民主青年同盟が主催したもので、30人が参加。寺沢亜志也・日本共産党政策委員会事務局長が講演しました。

 民青同盟南部地区委員会は、5月から毎週金曜日夜、8週間連続でアンケートやシール投票を行い、60人余の青年と対話をしました。「正社員として働きたいけど、派遣しかない」「バイトでも有給休暇がとれるなんて知らなかった。店長に言う!」などの声が寄せられています。

 寺沢氏は、「非正規雇用の急増や長時間過密労働など、青年が「無法地帯」で働かされている背景には、目先の利益だけを追求する財界戦略と小泉『構造改革』がある」と指摘。「人間らしく働ける社会にするために、職場地域から声をあげ、政治の流れを変えましょう」と呼びかけました。

 県立高校臨時教員の男性(28)は「自分の将来にも自信がないのに、子どもたちに夢や希望を語るのは無理がある」といっていました。トラック業界から公務員に転職したばかりという男性(27)は「職場を変えるには、自分たち自身が声をあげていく必要があると思った」と語りました。

 自身も転職経験者の民青地区委員長・大野太樹さん(26)は言います。「今の青年には、働く権利を知る機会はほんどありません。きょう学んだことを一人でも多くの人に伝え、行動していくことが大切だと思います。今後も宣伝を続け、青年の声や実態を行政に伝えて、現状を変える一歩にしていきたい」

(「しんぶん赤旗」2006年07月18日 東海北陸版)




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