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福岡で仕事シンポ 

有給休暇知らされない…/青年自身が立上がろう


 「若者の使い捨ては、もうゴメン」「私たちにできることは?」―。日本共産党八幡戸畑遠賀地区委員会と日本民主青年同盟福岡県委員会主催の「青年の仕事を考えるシンポジウム」が6月11日、北九州市戸畑区で開かれました。

 党地区委は6000人の青年労働者を対象にしたアンケート結果を発表。51・9%の人が「サービス残業がある」と回答し、74・9%の人が一日の労働時間が8時間をこえると答えています。

 参加者からは、無権利状態な働かせ方が横行している実態も報告されました。

  「有給休暇の取得日は、会社の都合で勝手に決められてしまう」「バイトで働く多くの人が有給休暇があることも知らされていない」「出勤したら、『明日からこなくていいよ』と突然、解雇通告された」など。

  「苦しめられている青年自身が自らの力で立ち上がらなければならない」「福岡でも、青年の雇用拡大を担えるネットワークをつくるために協力したい」などの意見も相次いで出されました。

  シンポでは、真島省三地区委員長(党県議候補)が日本共産党の提案「若者の願いにこたえ、当たり前の権利をまもる緊急要求」を紹介。小林解子民青同盟県副委員長が雇用問題に対する取り組み状況を述べ、建交労定温輸送分会の長峰誠治さん、小崎裕美さんが会社の偽装倒産による解雇の無効を訴える裁判闘争の経緯を報告しました。

 パネリストの特別報告として、首都圏青年ユニオンの伊藤和巳委員長が、非正規労働者を中心に組織された労働組合の活動を紹介。労働基準法違反が横行する雇用状況を紹介し、「労働者の権利を知ることからはじめよう」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2006年06月14日 九州版 )




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