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学費 無償化が世界のルール

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先進国で授業料無料


 “高校や大学の学費無料をめざす”という国際人権規約の条項を承認していないのは、157カ国のうち、日本、ルワンダ、マダガスカルの3カ国だけ。ほとんどの国が、若者がお金の心配なく学べるように努力しています。

OECD加盟国の大学・高校の授業料無料化と給付制奨学金の有無

国 名 高 校
授業料無償化
大   学
授業料無償化 給付制奨学金 授業料の年額、奨学金制度の概要など
デンマーク 登録料もなし。
フィンランド 登録料もなし。
ノルウェー 登録料もなし。政府教育ローンファンドが給付・貸与奨学金を支給
スウェーデン 登録料もなし。
ギリシャ 保護者と別に居住し、所得水準が一定以下の場合、手当てを支給。
ハンガリー 有償コースは、授業料を徴収。高等教育法などで学生経済支援を規定。
ポーランド 高等教育法にもとづき経済的困難な学生に給付制奨学金・家賃手当支給。
チェコ共和国 社会的に恵まれない学生などに給付する奨学金がある。
アイルランド 96年から授業料廃止。登録料あり。低所得者対象の給付制奨学金あり。
フランス 登録料(約2.1万円、2005年)のみ。通学距離、家族構成、世帯年収に応じて奨学金の支給額を決定。
スロバキア 登録料のみ。2004〜05年に授業料導入法案否決。
ルクセンブルク 登録料のみ。
アイスランド
入学金あり
× 国立大学は登録料のみ。大学院研究コースに給付制奨学金あり。
ドイツ 一部の州で授業料(1000ユーロ、約16万円)を導入。連邦の奨学金法にもとづく半額給付・半額貸与の奨学金あり。
オーストラリア × 5242豪ドル(42万円、2003年)。卒業後払い。低所得層や先住民族の学生に年額約20万円を支給。
オーストリア × 363.36ユーロ(約4.9万円、2002年)。学生支援法に基づき、所得水準と学業成績で受給者を決定。
ベルギー × フランス語圏とオランダ語圏には登録料の減免制度がある。
カナダ × 4025加ドル(34万円、2003年)。州政府実施の給付制奨学金制度あり。
オランダ × 1329.58ユーロ(約14万円、2001年)。入学後10年以内に卒業すれば返還不要となる奨学金がある。
ニュージーランド × 授業料は国が上限を設定し、大学ごとに決定。低所得世帯出身の学生に支給する給付制奨学金がある。
スペイン × 学生の75%が授業料を払う。
トルコ × 1985年に授業料導入。
イギリス × 授業料は3000ポンド(約67万円)が上限。後払い制。給付制奨学金は、いったん廃止されたが2004−05年に復活。スコットランドは無償。
アメリカ合衆国 × 授業料は州立5,027ドル(約57万円、2004年)、私立18,604ドル(約212万円、2004年)
メキシコ × × 授業料は大学ごとに設定。大学院生むけの給付奨学金制度はある。
スイス
一部州は有料
× 憲法と連邦法に基づき各州法令に従い給付・貸与奨学金制度を実施。
イタリア × × ボローニャ大学経済学部952ユーロ(約12万円)
ポルトガル × × 所得水準の審査をへて授業料、居住費にあてる給付制奨学金がある。
韓国 × × × 授業料は国公立8.4〜24万円、私立:22.1〜85.6万円(2006年度)。ともに入学料などあり。
日本 × × × 授業料は、国立53.58万円(標準額)、私立約83.48万円(平均)。
注) 授業料無償化の「○」は授業料無、「×」は授業料有。奨学金の「○」は給付制奨学金あり、「×」はなし。出所)Eurydice(EUの教育に関する情報ネットワーク)、『教育指標の国際比較』(2008年度版)、各国教育省HPなど、国立国会図書館が収集した資料をもとに作成。

「『世界一高い学費』の打開のために──だれもが賛成できる日本共産党『学費提言』」 
学術・文化委員会事務局 土井誠 「月刊学習」08年6月号より


国際人権規約 学費無償化をめざす条項

 国際人権A規約(社会権規約) 1966年国連総会で採択

□13条2項b 高校教育の無償化

 種々の形態の中等教育(技術的及び職業的中等教育を含む)は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、一般的に利用可能であり、かつ、すべての者に対して機会が与えられるものとすること

□13条2項c 大学教育(高等教育)の無償化

 高等教育は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、能力に応じ、すべての者に対して均等に機会が与えられるものとすること


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