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日本共産党

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赤旗

“靖国”派の思惑破綻

A級戦犯合祀に昭和天皇「不快感」

志位委員長が談話

2006年7月20日


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 日本共産党の志位和夫委員長は二十日、A級戦犯靖国合祀(ごうし)にたいする昭和天皇の「不快感」発言について、次の談話を発表しました。

 一、わが党は、「しんぶん赤旗」に掲載した論文「首相参拝と“靖国”派の要求」 (二〇〇五年六月十一日付)などで、“靖国史観”を信奉する勢力の目標が、まず首相に靖国参拝をさせ、それを政府の閣僚の全員と三権の長を勢ぞろいさせる 行事に発展させ、さらには天皇の参拝を実現することで、「日本の戦争は正しかった」とする自分たちの戦争観を、公認の日本の国論にすることにあることを、 明らかにしてきた。

 実際、靖国神社の後援で「英霊にこたえる会」が製作し、遊就館で毎日上映されていたドキュメント映画「君にめぐりあいたい」は、その要求を「英霊」の名によって公然ともちだしていた。

 一、昭和天皇が、一九八八年、靖国神社のA級戦犯合祀に「不快感」を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と語っていた史料が明らかになったことは、“靖国”派のこのシナリオと目標が、破綻(はたん)したことを意味する。

 それはまた、“靖国”派の要求に応じて、参拝をくりかえしてきた小泉首相の主張に、道理がないことを、いよいよ浮き彫りにするものとなった。

 わが党は、首相が、みずからの間違った立場をすみやかにただし、靖国参拝中止の決断をすることを、あらためて強くもとめるものである。

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