第26回党大会期

開始された前進を絶対に中断することなく、さらに大きな発展を

「躍進月間」の成果を踏まえ、全党のみなさんに訴えます

2014年8月3日 日本共産党中央委員会幹部会


一、「躍進月間」の到達点――全党の努力で重要な前進

 全党は、5月15日の幹部会が提起した7月末を期限とする「党創立92周年・いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間」に取り組みました。

 党大会決定の「3文献」の読了は、決議で41・2%、報告で37・2%、結語で37・9%となり、それぞれ「躍進月間」を通じて5%程度の前進、約1万5千人の党員が新たに決定を身につけたことになります。全党員読了をめざして引き続く努力が必要となっています。

 党大会決定にもとづき「政策と計画」を具体化した支部は、18・9%から37・7%となりました。一定の前進はありますが、いかにして「支部が主役」の自覚的な党活動を定着させるかは、大きな課題といわなければなりません。

 党勢拡大の根幹にすえた党員拡大では、「躍進月間」を通じて5100人を超える新たな入党者を迎えました。埼玉県・蕨・戸田地区、福岡県・直鞍地区では目標を達成しました。7月度には315の全地区が新入党者を迎えました。「躍進月間」で新入党者を迎えた支部は18%となっています。

 「しんぶん赤旗」読者拡大では、「躍進月間」を通じて、全都道府県で日刊紙、日曜版で前進し、1万2千人を超える読者の前進をかちとりました。日刊紙または日曜版で党大会現勢回復・突破の目標を達成したのは、8県と111地区にのぼりました。県段階では、日刊紙・日曜版の双方で宮城、山梨、島根、大分の4県、日刊紙で青森、富山、愛媛、福岡の4県が党大会現勢を回復・突破しました。

 「躍進月間」と並行して全国110カ所で演説会が取り組まれ、参加者は8万人を超え、前回のいっせい地方選挙、総選挙、参議院選挙の直前の全国遊説と比べても多くの人々の参加をえて政治的高揚をつくりだしています。支部を主体にした「集い」が、全国5032カ所で開催され、6万6千人が参加しました。ハンドマイク宣伝がこの十数年来最大の規模で取り組まれました。

 全体として、わが党は、全党の努力と開拓者精神の発揮によって、「躍進月間」をつうじて、重要な前進を開始することができました。

 中央委員会幹部会は、「躍進月間」で奮闘されたすべての党組織と党員のみなさんに、心から敬意を表します。

 「躍進月間」の期間中に、新しく入党されたすべての党員のみなさんに、心からの祝福と歓迎のメッセージを送ります。

二、三つの確信を力に、党づくりの持続的発展を

 「躍進月間」を通じて、私たちは、次の三つの確信をつかむことができました。

 第一は、いま、党を強く大きくする広大な客観的条件が存在するということです。安倍政権による数々の暴走、「亡国の政治」に、多くの国民が批判の声をあげています。とりわけ、集団的自衛権行使容認――「海外で戦争する国」づくりの動きに対して、これまでにない広範な国民が不安と怒りをつのらせ、「何かしなければ」と感じ、行動に立ち上がっています。そうしたもとで、安倍政権の暴走と真正面から対決し、建設的対案を示して奮闘する日本共産党が、国民のなかで“自分たちの代弁者”“たたかいのパートナー”として注目され、期待され、信頼される状況が生まれていることは重要です。

 「安倍政権打倒の国民的大運動」をよびかけた党創立92周年記念講演は、党内外に大きな反響をよびおこし、これまでためらっていた人がつぎつぎ入党を決意しています。党の宣伝・対話・署名活動に広く共感が寄せられ、「赤旗」購読の申し込みが続いています。全国どこでも、党と国民とが響きあい、党を強く大きくするかつてない条件が広がっている――これが「躍進月間」に取り組んだ多くのみなさんの共通の実感ではないでしょうか。

 第二は、主体的にも強大な党づくりの事業をすすめる条件があるということです。「躍進月間」の取り組みを通じて実感されたのは、いま党内に、「都議選、参院選ではじまった躍進の流れを本格的な流れにしたい、そのために強く大きな党をつくりたい」という強い思いが脈打っているということです。また、安倍政権の反動的暴走にたいして、「日本共産党員として、この情勢のもとで立ち上がらなくてどうするか」という気概が広がっているということです。党内にそうした思いがあふれていることは、記念講演会や各地で取り組まれた演説会で、参加者の雰囲気が活力にみち、たいへん明るいことにも示されています。こうした思いに依拠するならば、党建設の大きな前進が可能であることを、「躍進月間」の取り組みは証明しました。

 第三は、党の事業を、世代的に継承する展望が大きく広がっているということです。全国どこでも青年・学生のなかに大きな変化が起こっています。憲法、原発、雇用、震災などさまざまな分野で自発的な行動が起こり、「デモに参加したい」「社会の仕組みを知りたい」という若者が急増しています。こうした若者にとって、日本共産党が“未来を託せる党”として立ち現れています。職場でも、切実な雇用の問題とともに、「教え子を再び戦場に送るな」など、「海外で戦争する国」づくりとのたたかいが広がっています。「躍進月間」を通じて、58%の地区が新たに青年・学生党員を迎え、69%の地区が新たに職場党員を迎えていることは、重要な前進の一歩です。

 もともとこの「躍進月間」は、「単に『躍進月間』中に前進をはかるだけでなく、その後も持続的な前進ができるような党をつくることを展望してのもの」(5月15日、幹部会決議)でした。「躍進月間」の取り組みでつかんだ三つの確信を、全党の共通の確信として、開始された前進を絶対に中断することなく、党建設のさらなる持続的発展を必ずかちとろうではありませんか。

三、最大のカギ――「支部が主役」の流れを全党の大勢に

 党建設の持続的発展をかちとる最大のカギは何か。それは、「支部が主役」で「政策と計画」をもった自覚的な活動に取り組む支部を、全党の大勢にしていく仕事に、うまずたゆまず取り組むことです。

 この点で、「躍進月間」を通じて、それぞれの都道府県、地区が、「支部が主役」の流れを広げるために力をつくしてきたことは重要です。同時に、私たちの活動にはなお大きな弱点があることを直視しなければなりません。党大会決定にもとづき「政策と計画」を具体化した支部は37・7%、「躍進月間」中に新入党員を迎えた支部は18%にとどまっています。すべての支部の自発的なエネルギーをくみつくした活動をいかにしてつくるかは、私たちの大きな課題となっています。

 この課題をどうやって突破するか。「躍進月間」の取り組みをつうじて、党員を迎えた支部を5割以上に広げたり、目標を達成している党組織が生まれています。こうした党組織では、党機関とその長が、自ら実践の先頭に立つとともに、本気になって、すべての支部が参加する運動にするための高い構えを確立し、手だてをとっています。

 一つは、戦争か平和かの歴史的岐路の情勢、党と国民が響きあう情勢の特徴を、自らの実感を込めて生き生きと語り、日本共産党員魂を奮い立たせる熱い政治指導に情熱をかたむけていることです。

 二つは、来年のいっせい地方選挙と次期国政選挙での躍進を正面にすえ、「そのためには自力の不足を打開することが絶対不可欠」との決意を固め、その決意を全支部に広げていることです。

 三つは、民主連合政府を展望した「成長・発展目標」の実現を、党活動の生きた自覚的目標として追求していることです。この目標を実現するためには、「支部が主役」の活動を粘り強く発展させるしかないと、系統的努力を重ねていることです。

 こうした努力に学び、またそれぞれの党組織に生まれている先進的経験に学び、全国の党組織が、「支部が主役」の流れを全党の大勢にするという大きな課題に本格的に挑戦することを心からよびかけるものです。

四、いっせい地方選挙勝利、安倍政権打倒の国民的大運動と一体に、強く大きな党を

 いっせい地方選挙まであと8カ月となりました。安倍政権の「亡国の政治」とのたたかいも大きなヤマ場を迎えます。

 今年の後半の党活動の方向としては、いっせい地方選挙勝利のための活動を前面に、安倍政権打倒の国民的大運動に取り組み、そのなかで強く大きな党をつくる運動に独自の力を傾注することを訴えるものです。

 その最大の政治的指針となるのは、第26回党大会決定です。すべての支部が大会決定にもとづき「政策と計画」を具体化し、自覚的活動に取り組むことをよびかけます。あわせて、党創立記念講演は、党大会決定を踏まえて、安倍政権との政治的対決の焦点を明らかにし、安倍政権打倒をよびかけるとともに、国政の緊急の転換の方向を提起したものであり、その学習と活用が重要です。

(1)安倍政権打倒の国民的大運動をおこそう

 わが党が提起した「安倍政権打倒の国民的大運動」のよびかけは、党内外で強く歓迎されています。憲法、消費税、原発、米軍基地など、あらゆる分野で「一点共闘」を広げに広げ、それを安倍政権打倒の国民的大運動に合流させるために、国民運動の一翼をになって奮闘しましょう。安倍政権打倒の一点での共闘を広げるために、党機関と党支部は、幅広い団体・個人との懇談・対話を大いにすすめましょう。

(2)いっせい地方選挙勝利めざす独自の活動に本格的に取り組もう

 全国どこでも議員・予定候補者があらゆる党活動のけん引力となっています。立候補を計画しながら候補者が未定の選挙区は、最優先で決定しましょう。同時に、道府県議・政令市議選では、今日の政党状況や、安倍政権の暴走に不安と怒りを持つ有権者の新しい政治動向をふまえ、条件に応じて、より積極的な政治目標、立候補計画への見直しをおこなうことをよびかけます。

 選挙勝利に不可欠な大量宣伝、結びつきを生かした対話・支持拡大をただちに本格化させましょう。10月~12月にかけて、いっせい地方選挙にむけた第2次全国遊説に取り組みます。これを大きく成功させ、党躍進の政治的うねりをつくりだしましょう。

(3)党建設のさらなる持続的発展に取り組もう

 党創立記念講演を全支部、全党員が学びましょう。党大会決定の「3文献」の全党員読了をめざし、一刻も早く党費納入党員を上回りましょう。「躍進月間」で迎えた新しい党員の新入党員教育を一人も残すことなくおこなうとともに、「党生活確立の3原則(支部会議への参加、日刊紙の購読、党費の納入)」を全支部と党員のものとし、新入党員とともに成長する温かく戦闘的な党をつくりましょう。

 11月1~3日に開催される「第41回赤旗まつり」までの3カ月を節に、党勢拡大のひきつづく前進と高揚をつくりだしましょう。党員拡大では、「躍進月間」で党員を迎えた支部も含めて、すべての支部が「赤旗まつり」までに新しい党員を迎えましょう。「赤旗」読者拡大では、年内に前回いっせい地方選挙時を回復・突破することを展望し、「赤旗まつり」までを節に、それぞれの党組織、党支部が積極的目標を決め、やりぬきましょう。国民運動と党勢拡大の高揚のなかで4年ぶりの「赤旗まつり」を大成功させ、いっせい地方選挙勝利の跳躍台にしようではありませんか。

 (c)日本共産党中央委員会