6000万人の労働者階級のなかに日本共産党を築く
――全国の経験に学び、新たな挑戦を
山下芳生党副委員長・参議院議員に聞く
本格化する「安倍改憲」の動きと理論的対決点
小沢隆一
軍事研究推進に対抗する日本のアカデミアへ
井原 聰
内部資料、証言が示す「加計学園」問題
三浦 誠
注目される「赤旗」のジャーナリズム力と、その役割、魅力について語る
小木曽陽司
韓米FTAは亡国の協定―米国との2国間協定の問題点
郭 洋春
「マクロンのフランス」成立とその行方
米沢博史
特集 相模原事件1年――排除しない社会をつくるために
重い障害のある人の姿とこころを理解する
高谷 清
優生思想の根深さにどう向き合うのか
竹内章郎
ハンセン病問題は終わっていない
――『ハンセン病児問題史研究』を編んで(上)
清水 寛
公的年金の給付設計の改革方向を考える
河村健吉
冷戦に出征したソヴィエト科学―初期核兵器開発から“原子力時代”の曙へ
市川 浩
シリーズ 「格差と貧困」にどう向き合うか
教育偏重の子どもの貧困対策でいいのか
――貧困調査で明らかになった実相と対策への課題
山野良一
政策をゆがめる貿易統計秘匿処理―防衛省人脈が裏に 小倉正行
暮らしの焦点
北九州アパート火災事故 背景に住宅貧困 高瀬康正
メディア時評
[テレビ]「共謀罪」――テレビはどう報じたか 沢木啓三
[新聞]暴走と驕りの果て―安倍政治の終焉 阿部 裕
文化の話題
[演劇] チェーホフを主人公にした新作 鈴木太郎
[音楽] 社会科学にしたワーグナーの『指環』 宮沢昭男
[映画] 治安維持法犠牲者の闘い 児玉由紀恵
スポーツ最前線
延びたボクサーの選手寿命 小林秀一
本棚
『原発より危険な六ヶ所再処理工場』など
グラビア
被ばく63年 ロンゲラップ島民はいま 島田興生
リミヨ・エボンさん(当時74歳)2年前には、「私はもう被ばくしているので、島に帰ってもいい」と話していたが、いまは「帰りたいけど、やっぱり帰りたくない」という。被ばく一世の大半が亡くなったいま、リミヨさんはロンゲラップ被ばく者活動の中心的存在である。後遺症のため毎日9種類の薬を飲む(マジュロ島・2014年)