いま政治が守るべき一番のルール――。
その豊かな中身を学び、憲法まもれのたたかいに役立てよう。
立憲主義とは、人権を守るために、憲法で権力を制限する仕組み――それが破壊されれば独裁政治。
立憲主義の中核には「個人の尊厳」がある。個人には、だれにも侵すことができない、その人らしさを選び取る権利がある。
憲法9条は立憲主義の強化形態。
「戦争法」による立憲主義破壊の根源には「日米同盟」がある。
最高裁の砂川事件判決は、立憲主義の自殺行為だった。
自衛隊が海外での武力行使を許されなかったのは憲法9条2項のため。
――「しんぶん赤旗」連載に大幅加筆、資料も充実。
≪目次≫
①そもそもの目的は… 根本は「個人の尊厳」
②人権思想を否定する自民草案 「個人」-「個」=「人」?
③憲法9条制定の基礎に 戦争は自由の最大の敵
④「法の支配」から「人の支配」へ 言葉の明確な意味無視
⑤異常な従属性=主権放棄 条約を超える日米同盟
⑥砂川事件最高裁判決 憲法壊す詭弁の論理
⑦〝新9条論〟どう見る 9条2項は生きている
⑧民主主義と結んで力を発揮 「憲法まもる」市民の力